

両サイドに草花と芝生の緑があふれる小道が、S様邸の素敵な暮らしのプロローグ。おとぎ話に出てくる森の中の一軒家のような家の前で「小人の家みたいでしょう?」と微笑む奥様。
大屋根、窓に豊かな表情を添える木製サッシとフラワーボックス、花に彩られた木製ドア。子供達や隣に住むお父様の手を借りながら仕上げたナチュラルガーデン。そこにたたずみ、いつまでも眺めていたくなる家だ。

いずれはご主人の実家の敷地内に家を - と思っていたSさんご夫婦。こだわって選んだナチュラルな家具や、少しずつ買い集めたお洒落な雑貨に合う家のイメージがあった。
「他メーカーさんと話を進めていましたが、白木の床を希望したら“高くなりますよ”と言われて。北洲さんで建てた主人の従兄弟の家のを見て“これだ!”と思いました」と、奥様。自然素材を蜜ロウで仕上げたオーストリア直輸入のパイン材の床は、色も質感もイメージどおり。年月と共にいい色に変わり、反りがな いのも嬉しい。
「梁1本でも、4、5種類のサンプルを見せてくれました。北洲さんは仕事が細やかで丁寧で、自分のことのようにこだわってくれました」とご主人。キッチンや洗面所、塗り壁のコテ面など、オリジナルのセンスが随所に。
「壁や扉の面材に抱いていたイメージを、うまく言葉にできなくても北洲さんがわかってくれて、値段を抑えて実現してくれました」と、奥様も満足そう。
実際の面積より数段広く感じるのは、流れるような動線とすっきりした空間の効果。豊富な収納スペースも適材適所に設け生活感を隠す一方、収納ツールを使って棚をギャラリーのように演出する奥様のセンスに脱帽。また、多目的なスペースの活用も見事。階段の踊り場では、子供達がちょっと座ったり、壁をくり抜いた窓からご主人の出勤を見送るそう。リビング脇の予備室は、子供たちの遊び場や、物干し、つい立てをたててゲストの宿泊にも。ウッドデッキは、ご主人の両親や近所の方が気軽に寄ってお茶を飲む“もう一つの玄関”“現代の縁側”として大活躍。
入居して1年と7ヶ月、手作りのものがSさんワールドを造り出し、家族の愛着が染み、住むほどに快適がふくらむ家。「暮らしに余裕ができて、週末も家にいるようになりました」とご主人。あたたかい人柄も伝わる居心地のいい木の家にゆったりと和やかな時間が流れていく。