北洲ハウジング60周年記念

展示場のガーデニング ―盛岡・みらいえ展示場②

ガーデニング日和

2013年12月01日

『春の情景を思い浮かべながら、野趣あふれるお庭の植物選びをしませんか?』

盛岡住宅展示場みらいえのお庭は、7つのテーマにわかれた回遊式のガーデンとなっています。どのテーマのガーデンも植栽は様々ですが、ずっとそこにあるような、自然な趣のある雰囲気を造り出しています。

そんな雰囲気のある植物の選び方について、みらいえ展示場の7つのシーンを参考に、これからの季節春に向けて、じっくり植栽プランを考えてみてはいかがでしょう・・・?

お庭がテーマごとに分かれているのは、それぞれに環境条件が違うということでもあります。ローズガーデンや、キッチンガーデンは日当りが良く風通しが良い事が条件です。

ダイニングガーデンは、ローズガーデンと隣り合わせの場所で、南西向きの日が良く当たる環境条件ですが、塀を造り出し、さらに背の高い樹木を植えることで日陰ができ、ローズガーデンとは全く違った趣の植栽のガーデンが実現できています。

このようにお庭の中でも方角や細かい部分により、色々な環境条件が違って来ます。その環境に合わせた植物を選ぶ事が、一番大切なこととなってきます。さらに色を合わせると、一段と統一感も増し、落ち着いた空間となってきます。その条件に合った植物を選び、色を考えるだけで、多彩なガーデンが描けますね。

春の頃、バラのピエール・ド・ロンサールが咲き誇るアプローチガーデンの様子

春の頃、バラのピエール・ド・ロンサールが咲き誇るアプローチガーデンの様子。バラに合わせて植栽された宿根草、セントランサス・ルバー(赤花)や、ゲラニウム・ブルックサイトが華やかさを添えています。

みらいえ展示場のアプローチガーデンを例にとってみると、ここは南向きで、朝日が当たるとても環境に恵まれたガーデンです。お家の顔でもあるこの場所には、明るい色を基準に早春の球根から、春の宿根草、そして秋にかけて常に何か咲いているような植物を選んでいます。

セントランサス・ルバー、ゲラニウム・ブルックサイド、宿恨リナリア、秋近くまで咲いているクレマチス・ダッチェス・オブ・アルバニー、バラ・ピエール・ド・ロンサール、そして春の一年草のオルラヤ・グランディフローラ。

一年草は一度に長く咲き、華やかで季節感も演出してくれる強い見方です。春と秋に分けて植え足すとより効果的です。植栽の組み合わせは無限です。

冬枯れのお庭を暖かいお部屋から眺めながら、春に咲いた景色を想像して、何通りもの植栽プランを考える楽しみは、この時期ならではの作業ですね。

秋頃まで咲いている、クレマチス・ダッチェスオブ・アルバニー

秋頃まで咲いている、クレマチス・ダッチェスオブ・アルバニー。煉瓦ブロックに絡まった様も雰囲気があります。写真は、セントランサス・ルバー、サルビア・カラドンナ、そして1年草のオルラヤ・グランデォフローラ。

秋植え球根のススメ

早春、他の植物より何より早く目覚める、春咲きの球根たち。長い冬の終わりを告げてくれる早春の球根の花には、何者にも代えがたい感動があります。是非この時期植えてみませんか?あの時植えてて良かったと思うはず…

自然に見えるように植えるポイントは、一度バケツの中に植えたい球根を数種類入れて混ぜ合わせ、それを庭にばらまきます。そして転がった先の球根を自由に植えて行きます。植え込まれた球根は、土の中で球根の良いように動いてくれるので、向きなど気にしなくても大丈夫。ある程度の深さにザッと植えて出来上がり!

今年もこちらの展示場にも植えています。春のお楽しみです。(秋植え球根は、秋から年内には植え込みましょう。寒冷地では地面が凍る前までに・・・。)

小山 美樹

小山 美樹
ガーデンデザイナー
小山さんは、国内最大規模の「第8回国際バラとガーデニングショウ2006年」にてグランプリを受賞。現在も幅広く活躍中で、北洲ハウジング盛岡みらいえ展示場のお庭も手がけてくださっています。同展示場で開催されるガーデニング講座では、お客様の常識を覆すお手入れ方法が話題に。超自然派の小山さんに、植物を自然にたくましく育てるガーデニング手法を紹介いただきました。