北洲ハウジング60周年記念

検証! ―夏のお手入れ

ガーデニング日和

2014年06月01日

夏のお手入れ編

冬に思い描いたきらきらした春のお庭が一段落したら、気温もぐっと上がり、緑もさらに濃く、暑い暑い夏がやって来ますね。暑い夏は、日中日差しも強く植物も人間もぐったり・・・。

極力お庭に出たくないものですが、この時期こそ秋の美しいお庭につながる大切な作業の時期でもあります。

夏のお庭は、できるだけ風通しよく保ちたいものです。宿根草は年々大きくなります。夏場はどの植物も成長し、満員電車のように重なり合ってきます。

株で増えるものは、株を減らすまでも葉だけでも減らしてあげましょう。少し切ってあげるだけでもスッキリ!涼しくなります。地下茎で増えるものはとんでもない所まで領域を広げていくので、この際ジャンジャン抜いてしまいましょう。成長するままに放っておくと、どんどん風通しが悪くなって植物も自ら消耗してしまいます。この夏の、ちょっとした植物の調整がお庭を長く美しく保てる秘訣でもあるのです。

植物は自ら調整する能力も持っていますが、夏の作業をするのとしないのとでは、次のシーズンにも大きく関わってくるように思います。

春の頃、バラのピエール・ド・ロンサールが咲き誇るアプローチガーデンの様子

植栽にグラスが入ると、涼しげです。左はベロニカフェアリーテイル。右はカノコユリ・ブラックビューティ。暑い夏でも良く咲いてくれます。

そして、もう一つ大切なのが適度なお水やりです。

少々の水不足では植物は枯れることはありませんが、夏の炎天下、連日のうだるような暑さから少し救ってあげる一番簡単な方法がお水やり。まだ涼しい朝か、夕方にたっぷりとお水をあげます。

あまりに暑い日は炎天下でもお水をあげて、少し温度を下げてあげたりする事もあります。もちろん闇雲に水をかけるのではなく、植物の様子を見ながらですが、この作業あなどれません。お水のやり方ひとつで植物も変わって来ますから・・。

暑い夏にぐんぐん成長するものは、たっぷりと水やりをして葉を落とさせないよう、成長を促し来年に備えます。暑い暑いと思いながら、汗だくで頑張ったお水やりは気温がふと下がる秋の頃、どの植物達もそれはそれは美しい姿を見せてくれます。

ルドベキア・タカオとアストランチア

左はルドベキア・タカオ。寒さ暑さにつよく、夏秋アイテムには欠かせません。こぼれ種で増えすぎるので調整します。右は、初夏のアストランチア。半日陰でとても涼しげな演出が最適です。

夏の乾燥防止や雑草のこぼれ種よけに

堆肥などでマルチングする事もおすすめします。土の上にカバーする事はとても有効です。地温も下げてくれ、そのまま土に還り養分にもなります。 暑い夏、見た目も少し涼しくなるかも…。

小山 美樹

小山 美樹
ガーデンデザイナー
小山さんは、国内最大規模の「第8回国際バラとガーデニングショウ2006年」にてグランプリを受賞。現在も幅広く活躍中で、北洲ハウジング盛岡みらいえ展示場のお庭も手がけてくださっています。同展示場で開催されるガーデニング講座では、お客様の常識を覆すお手入れ方法が話題に。超自然派の小山さんに、植物を自然にたくましく育てるガーデニング手法を紹介いただきました。