北洲ハウジング60周年記念

造作材(ホワイトアッシュ)

暮らしを刻む、美しい木の話 ホワイトアッシュ物語。

長い年月をかけて、育つ木。同じものは、ひとつとしてありません。その木が持つ個性を活かすのが、職人の技術、コーディネートの妙。先人たちが、時には魂の宿るものとして親しんできた木々。私たちも先人に倣って、その個性を大切にしています。森で育った木々は、日々の暮らしに寄り添うことで、また新たな歴史を刻みます。

心地よさと個性を生み出す、ホワイトアッシュならではの落ち着き

White Ash ✕ 洋室枠
三層フロアの床を引き立て、空間を引き締めるアッシュの枠材。空間に重厚感を与えてくれるインテリアの名脇役。2010年 みらいえ展示場(岩手県)


White Ash ✕ 窓部枠材
幅広くとられたアッシュの枠材によって外の木々と内部が連続し、まるで森の中にいるようなリラックスした空間を演出する。2010年 さいたまハウジングパーク展示場(埼玉県)


White Ash ✕ 階段材
洞窟のようなどきどき感が味わえる階段。螺旋状に伸びるアッシュの質感と落ち着いた色合いが、壁とのコントラストをつくる。2006年 泉ハウジングパーク展示場(宮城県)


White Ash ✕ 格子手すり
圧倒的な木の存在感を味わいたいなら階段手すりに使うのがお勧め。吹抜けの開放的な空間に彩りを添えてくれる。2010年 施主邸

White Ash

ホワイトアッシュは、オーク、マホガニー、ウォールナットと並ぶ四大銘木として知られています。衝撃に強く、耐久性に優れた木材で、運動器具に使われることも多くアメリカ・メジャーリーグではバットに多く採用されています。美しい曲線を描く木目、しなやかで加工もしやすいホワイトアッシュは、何よりも建築や家具に適しています。

木目

ホワイトアッシュの最大の特徴は、個性的な年輪の美しさ。その不規則な曲線には、音楽を聴くのと同じようなリラックス効果があると言われています。インテリアのアクセントとして豊かな空間を生み出します。天然木は木目や色合いが不均一で、一つひとつの表情が異なります。それが、あたたかみを生む天然木の良さでもあるのです。
※木目の違いや色幅が気になる方にはお勧めできません。

加工

ホワイトアッシュは粘りと強度のある素材のため、加工には職人の確かな目と技術が必要です。また杉など日本の木材に比べて、凹みなどが少なく、経年劣化も少ないのが特徴。使い込むことで、木目が馴染み、年輪の美しさがよりはっきりと表れます。塗装は、あえて着色したものを拭き取るひと手間を加え、木そのものの質感が味わえるようなつやの少ない仕上げ方に徹しています。

北欧家具

ホワイトアッシュは、北欧家具デザイナーの巨匠として知られるハンス・J・ウェグナーの作品にも使われています。例えば“世界で最も売れたイス”と言われる「Y チェア」。ケネディ大統領が使用したことで有名になった「ザ・チェア」は、オークなどとともに、より木目が引き立つホワイトアッシュも高い人気を誇っています。

数年前に住宅でよく使われていた木材は、ツルツルとした仕上がりのものでした。しかし、ここ数年ヨーロッパのトレンドは、“ラギット”と言われるような、もっとラフで、木そのものの風合いを生かした仕上がりの木材です。その流れが日本国内の住宅にも持ち込まれています。アパレル系セレクト・ショップなどでも床や棚などにそのような風合いの木材が採用されているのを、最近では目にするようになりました。

北洲ハウジングには、“エイジング加工”と名づけた、オリジナルの加工を施したホワイトアッシュ素材があります。これは塗装したカラーの一部をわざと拭き取り、意図的に少しだけ「時を経た美しさ」を表現したものです。手触りも木肌が感じられ、使い込むことで少しずつその家らしさを刻んでいく手助けのための仕上げです。トレンドを取り入れつつ、住宅にも美しく馴染む仕上がりを求めて何度も試作を繰り返し、職人と意見を出し合いながら作り上げました。

ホワイトアッシュは他の木材に比べて年輪が美しくはっきりと出ます。ですから巾木や手すりなど、床や天井などに比べて面積が少ない部分に採用するだけでも、クラシックな雰囲気を演出することができます。

私たちは、ヨーロッパより良質な素材を発掘し、現地スタッフと協力しながら無垢の床材や木製玄関ドア、階段等を輸入しています。

豊かな空間提案には良質な素材が不可欠です。仕事がらテレビや雑誌を見ていると、インテリアや家具などに目が行きますが、高級物件と言われる住宅でも使っているものによって、その仕上がりに大きな違いが生じることがわかります。張り物や模造品では、本来の豊かさや味わいは表現できません。だからこそ私たちは素材にこだわり、その良さを引き出すことに注意を払うのです。

例えば、リビング階段がインテリアに与える影響は大きく、そのデザイン性が問われます。階段を家具のように考える必要があるのです。そこで柱部分はステンレス、手で触れる部分にはホワイトアッシュの異素材を組み合わせ、触れる度に愛着が湧くような曲線のフォルムをデザインしました。

他にも、ホワイトアッシュの造作材や建具をつかうことで、より自然で柔らかな空間に仕上がると思います。

ホワイトアッシュは特に美しい木目が特徴です。ぜひ、木肌そのものを味わってほしい。個人的にはより自然に近いナチュラルな色合いの仕上げをお勧めしたいです。

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