Vol.3 人生を計画通りにコントロールするための第一歩は家計管理

Vol.3 人生を計画通りにコントロールするための第一歩は家計管理

2016年07月04日

ライフプラン、人生設計は人生に必要な材料の値段を把握し
そのためのお金を残すというお話をしました。

しかし、中にはなかなかお金が残らないご家庭も多いのが現実です。そうした家庭の共通点は家計を把握していないこと。

家計を把握するとは、すなわち家計簿をつけるということです。収入が決まっている場合は家計簿という記録をつけて、その記録を振り返り、何が無駄なのかを
知ることで、使える範囲のお金を把握ができ、残せるお金が月の最初にはっきりします。

もちろん、収入に対して、そもそも支出が少ない、もしくは有り余る収入があれば管理などしなくてもお金は残りますが、多くの人は収入が上がってくると、お付き合いする人の層が変わってきて、これまではお弁当で済んでいたのに、高級なレストランでランチをする等々支出が増える要素が増えていくのが一般的ではないでしょうか。
良し悪しは価値観によるので置いておいて、いくら収入が増えても、なぜかお金が残らないという場合、理由はここにあります。

家計も会社も同じ

会社を経営するのも家計管理も、全く同じです。経営は売上を上げるためと、コストを抑えるという入と出の両方をコントロールする必要がありますが、サラリーマンの方であれば、収入はほぼ決まっているので、コストに目を向ければ、家計は管理できます。家計簿は、出ていくお金を把握するための家計管理に欠かせない最初の一歩です。

決まって出ていくお金に目を向ける

毎月出ていく、ガス、水道等にはじまる光熱費、子供の習い事、住宅ローン、生命保険、損害保険、等々これら決まって出ていくものに関しては、一度決まってしまうと、ずっと何年も変わらず、疑問も持たずに支払い続けるケースがあるのではないでしょうか。

節約というと、こうした毎月ほぼ無意識に支払っているお金は以外と気にならず、外食や、趣味、その他、我慢すれば抑えられるお金に目が向けられがちです。しかし、これらはかなり精神的苦痛が伴うためになかなか思惑通りに避けられないケースが多いのではないでしょうか。

したがって、支出を抑えるためのポイントは、まずは、決まって出ていくお金をもう一度見直すところから始めることです。

決まって出ていくお金「保険」

保険はほとんどの方が一度加入すると、見直すことなく何年も経過しています。
じっくり長期的に考えて本当に必要な保障や、保険をつかった積み立て等であったとしても、数年に一度は内容をもう一度振り返ることをお勧めします。

積み立ての場合は、途中での変更は損をする場合があるので必ずしも功を奏するわけではありませんが、掛け捨ての場合は年齢が進んでいても保険そのものの掛け金が安くなっている場合があります。
仮に加入後に10年たっていた保険が、保障内容がよくなり保険料も安くなるというケースもありますので、見直すことで簡単に支出を減らせる可能性があります。
ぜひ取り組んでみてください。

決まって出ていくお金「住宅ローン」

こちらも一旦借りてしまうと、何年もそのまま支払い続けます。
インターネットや直接の問い合わせで現在の貸出金利を把握することができます。かといって、安易に借りかえるといっても手数料の問題などがありますので実際に借り換えのシミュレーションにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

決まって出ていくお金「通信販売」

インターネットなどを通じて、食材等を定期購入している方は少なくないのではないでしょうか。本来、変動する費用が固定化して当たり前のように出ていく。消費しきれずに、溜まっていっている家も少なくないのではないでしょうか。 こちらも、意識してみることで簡単に支出を減らせる可能性があります。

決まって出ていくお金「会費を支払っている」

スポーツジム、勉強会、等々毎月どうしても必要であれば良いのですが、なかなか行く時間がないなどの理由でただ、会費を支払っているものはないでしょうか。なかなか参加できなかったり、有効に役立てていない場合は思い切ってやめてしまい、また再度考えてみてはいかがでしょうか。

他にも、各家庭で、決まって出ていくお金がいろいろとあると思います。
ライフプランを実現するためにも、いますぐ見直しに取り組んでみてはいかがでしょうか。

今回のまとめ
家計管理はライフプランのはじめの一歩。まずは毎月、決まって出ていくお金を見直しましょう。

長島 良介

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長島 良介
株式会社 LiN CORPORATION
一般社団法人東京都相続相談センター理事
一級建築士
FP技能士2級
法人保険アドバイザー
大学卒業後、大手建築設計事務所に所属、オフィスビル、通信ビル、美術館、大学などのデザインや設計に従事。
平成11年よりファイナンシャルプランナー、保険コンサルタントとして個人から企業まで、ライフプランの策定や保険設計、リスクマネジメントに特化した東京サンコー株式会社の代表取締役に就任。2005年よりオールアバウトの生命保険ガイドを務める。平成26年には相続関連の実務家と一般社団法人東京都相続相談センターの理事に就任。法律・税金・不動産等の各専門分野における専門家と垣根を超えた相続コンサルティングを行っている。