《2022年版》太陽光発電システムのメリット・デメリット

2022年、私たちの暮らしに影響を及ぼしているものの一つに、エネルギー価格の上昇があります。実際に「最近電気代が高くて・・」という声をよく聞くようになりました。

そのような状況下ですので、これからの家づくりでは再生可能エネルギーの導入検討は必要不可欠と感じます。「再生可能エネルギーなので環境に優しい」「電気代がお得になる」など様々なメリットのある太陽光発電システム。今回の記事では、そのメリット・デメリットについて見ていきたいと思います。

 

太陽光発電システムとは

実際に、太陽光発電を採用している住宅はどのぐらいあるのでしょうか。

戸建住宅では、新しい住宅に住む世帯ほど太陽光発電システムを使用している世帯が多く、2011年~2015年の住宅に住む世帯の31.3%が、2016年以降の住宅に住む世帯の30.6%が使用しています。

※環境省『令和2年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査』の結果より

太陽光発電システムで発電した電力は、家庭内で使用することができ、余った電力は電力会社に売ることができます。国の固定価格買取制度(FIT)により、再生可能エネルギーで発電した電気は、電力会社が一定価格で一定期間、買い取ってくれます。

固定価格買取制度の対象は「太陽光」「風力」「水力」「地熱」「バイオマス」の5つ。住宅の屋根に載せる10kW未満の太陽光発電は、自家消費した後の余剰分が買取対象となる。

 

【2022年度】住宅用太陽光発電の買取価格

 

太陽光発電のメリット

ここからは、実際に太陽光発電を導入するメリットについて見ていきましょう。

 

メリット① 電気代が削減&売電収入が得られる

太陽光発電システムの大きなメリットは、電気代の削減です。
日中に発電した電気をそのまま家庭内で使用するため、その分の電気代が削減できます。また、余った分は電力会社に売ることができるので、売電収入が得られます。

どのぐらいお得になるのかをシミュレーションしてみました。

太陽光発電4.0kW搭載のUSUKO住宅の場合のシミュレーションです。
自家消費&売電で年間光熱費が10万円以下に。
※上記はシミュレーションです。建物の条件や立地等により異なります。

 

メリット② ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー住宅)になる可能性も

ZEH(ゼッチ、ネット・ゼロ・エネルギー住宅)とは、「家で消費される電力よりも、創り出される電力のほうが多い(もしくは同じ)住宅」のことです。

多くの人が電気代の削減に魅力を感じている太陽光発電ですが、エネルギー収支をゼロもしくはそれ以下にできる、環境負荷の少ない家づくりができるのです。

 

メリット③ 災害時にも安心

太陽光発電は災害時の備えとしても注目されています。

2011年の東日本大震災では、電気・ガス・水道などのライフラインが止まり、不便な生活を余儀なくされました。また、近年では台風19号による甚大な被害もありました。
災害時、太陽光発電を設置している住宅の場合は、停電時にも非常用コンセントから電気を使用できます。
※日中発電している間は、電気を使用することができます。日中でも、分電盤などの周辺機器に破損や水漏れがある場合は使用できないことがあります。

震災以降、有事の備えとして太陽光発電を検討された方も多いのではないでしょうか。

 

太陽光発電のデメリット

そんな様々なメリットのある太陽光発電ですが、設置する際にはデメリットもありますので、把握したうえで採用していきましょう。

 

デメリット① 導入費用がかかる

電気代を削減できる太陽光発電ですが、導入コストがかかります。2021年の太陽光発電設置の平均値は、1kWあたり28万円前後となっています(2021年12月資源エネルギー庁の太陽光発電資料による)。

建築時の初期費用はその分高くなってしまいますが、長期的にみると発電による光熱費削減と売電でお得になるということで採用されている方が多いです。

またUSUKOでは、太陽光発電を初期投資ゼロ円(月額定額制)で搭載できるサービスをご提案しています。初期費用は抑えたい、でも太陽光発電を搭載したい、という方におすすめです。

 

デメリット② 地域や天候に左右される

太陽光発電は天候、日射量によってその日の発電量が変わります。厳密には気温によっても発電効率が変動します。
「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表会2019」の資料によると、宮城県の発電量のピーク月は5月で、太陽光パネル1kWあたりの単純平均で、年間の発電量は1,134kWhとなっています。天候によって日々、月々の変動はあるものの、年間を通しては比較的安定した発電量が得られそうです。

但し、立地条件や屋根の向きによっては、太陽光発電に適していない場合もありますので、注意が必要です。

 

【宮城県の太陽光発電による平均年間創エネルギー量 実績データ】
※「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表会2019」データよりグラフ化
※「PVパネル1kWあたりの月間発電量(kWh/kW・月)」の単純平均
(各月の創エネルギー量(kWh)のN数合計 / 対象住宅PV容量(kW)のN合計) ÷ N
※ N数=71

 

【岩手県の太陽光発電による平均年間創エネルギー量 実績データ】
※「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表会2019」データよりグラフ化
※「PVパネル1kWあたりの月間発電量(kWh/kW・月)」の単純平均
(各月の創エネルギー量(kWh)のN数合計 / 対象住宅PV容量(kW)のN合計) ÷ N
※ N数=36

 

全国の日射量については、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)のホームページのデータベースでも見ることができます。

 

デメリット③ 売電価格が年々下がっている

2012年から開始された再生可能エネルギーの固定価格買取制度ですが、2017年のFIT法改正により、売電価格が大幅に引き下げられました。
太陽光発電の売電費用は電気料金に「賦課金」として含まれていて、それを国民が負担しています。太陽光発電が普及するにつれて、負担も大きくなってきたために見直されたのです。

ただし、売電価格は下がっていますが、年々太陽光発電システムの価格も下がっています。トータルで考えると、経済的メリットは十分あると言えます。

 

これから家を建てられる方へ

長く住むことを考えると、環境に優しい住宅であることはもちろん、光熱費が削減できる点も大きなメリットですね。
USUKOでは、太陽光発電導入を検討されているお客様に、太陽光発電を初期投資ゼロ円(月額定額制)で設置できるサービスをご提案しています。

 

太陽光発電&蓄電池を月額定額制で導入できる「あおぞらチャージサービス」

東北電力が東急パワーサプライと共同で設立した東北電ソーラーeチャージ社が提供する「あおぞらチャージサービス」は、初期費用をかけずに、月額のサービス料金のみで太陽光発電・蓄電システムがお使いいただけるサービスです。新築住宅に太陽光発電設備と蓄電池を組み合わせることで、日中に発電した電気のうち昼間使わなかった分を貯めておき夜間に消費できるため、クリーンな電気を最大限に活用できます。

また、発電した電気をできるだけ自家消費するために、AIと連携し、天気予報と連動しながら日中に給湯器の湯沸かしを行なうことができます(※2)。

※2 プランにより対応できない場合があります。

 

初期投資ゼロ円で太陽光発電を載せられる「シェアでんき」

太陽光発電システムの事業者(以下、事業者)と、電気を利用するお客様との間で販売契約を締結するサービスです。利用契約期間は20年間で、最初の15年間は事業者が太陽光を所有します。利用開始から15年経過時点で、太陽光発電システムをお客様へ無償譲渡します。その後、16年目からは売電収入を受け取ることができます(※3)。

屋根を貸すかわりに太陽光発電システムで発電した日中の電気を、電力会社からの購入価格よりもお得に利用できるため、電気代が安くなるという仕組みです。

※3 「シェアでんき」導入の際には一定の条件があります。詳しくはスタッフにお問合せください。

 

まとめ

住宅の太陽光発電システムはそのメリットにより普及が進み、購入方法にも様々な選択肢が誕生しています。太陽光発電システムをご検討のお客様、どのサービスがいいか迷っているお客様は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

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