設計開発者ブログ

【北洲基準の暖房:輻射暖房】8.体感温度

暖房について、数回にわたり、北洲ハウジングの考え方(「北洲基準」)をご紹介いたします。

 

8.体感温度

 

究極の暖冷房は6面冷温水パネルによる輻射で、放熱面積をできるだけ大きくすることだと考えられています。
少ない面積で無理に放射暖房をすると採暖になり快適さが確保できません。

 

一般的に、部屋の室温と周囲の壁面の平均温度を足して2で割った温度が体感温度です。
室温が21℃で、周囲の表面温度が19℃の場合、体感温度は20℃です。仮に同じ室温であっても、周壁温度が13℃しかなかった場合は、体感温度は17℃となります。
周壁温度を上昇させることが重要であるのがこれでわかるかと思います。

 

床暖房により床面の温度を上げ、外壁の断熱性を向上させ、そして、サッシの性能も上げることで、室温を高くしすぎることなく、快適な体感が得られます。

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