フルオーダーからビスポークへ

建築主の要望を全て満たした「フルオーダー自由設計」では
住まう人の真に豊かな暮らしは実現できない―
そう考え、北洲ハウジングの注文住宅は、
どのような暮らしを住まい手が思い描いているのか
深い洞察を伴う対話を重視しています。
この対話をさらに深めると、服作りで言うところの
“ビスポーク”に近づいていくと私は考えています。

Opus Oneは、“ビスポーク（been spoken for）”を突き詰めた家づくりです。
世界中から最高の建材やプロダクトを選りすぐり、
私たちHOKUSHU DESIGN LABが
世界に一つの住宅を、あなただけのために作り上げます。

歴史的に価値のある住宅建築を

日本の気候風土を考えると、
おのずと住宅建築の形は決まってきます。
しかしながら、様々な制約や要望によって
一邸一邸、全く異なる形になってくる―
それが、住宅の設計の面白さです。

加えて、私が大切だと考えるのは、
社会に愛される美しい外観をつくり
デザイン的にも持続可能な住宅を提供することです。
住宅建築は、街並みにとって
公共性のあるものなのですから。

心に触れる建築をめざして

毎日を生きる場所
泣いたり、笑ったり、時には悔しくて。
そして、大きな喜びがある。
さまざまな感情をおおらかにつつみ込む器。
それが、住宅という建築です。

そしてまた、さまざまな感情を
あらたに呼び起こす場であってほしい。
それが、建築のもたらす力だと私は信じています。

窓から差し込むひとすじの光が
私を感動させるように。
家の中にいるからこそ、
光が美しいことに気づくように。
この空間がなければ
きっと生まれなかった感情を知る。
心に触れる建築を、めざしています。

美しさは余白の存在によって昇華される

“God is in the details”―。
近代建築の巨匠、ミース・ファン・デル・ローエの言葉です。

細部に意志を持たせ、こだわりぬいた空間は
美しさという機能を纏います。
細部は空間を構成する重要な個所であり、印象が大きく変わる要素です。
ただし、要素を詰め込み過ぎた空間は上質な空間とは言えず、
美しさは、余白の存在によって昇華されると考えています。

私は、どこか余韻や情緒が感じられる上質な空間を
北洲の技術・性能・素材によって実現します。
建築主とじっくり対話をしながらディテールや素材を吟味し、
“美しい”空間をつくりあげるのです。