北洲けんちく日記

総タイル張り・すっきりデザインの家

  • 営業担当:猪目

    ご夫婦で、家事動線やお子様のスペースをしっかり考えられて出来た間取りなので、出来上がりがとても楽しみな建物です。

2013年09月30日

今回のけんちく日記は、北洲ハウジングとして東京23区第一号になる練馬区のお宅です。着工前に図面と現地をにらめっこして、お施主様に配置の確認をしていただきます。
(さいたま支店の施工エリアは原則埼玉県と周辺地域です。施工可能エリアかどうかは支店までご確認下さい。)

こちらの敷地は地盤改良が必要との判定でしたので、建築範囲に沿って表層改良工事を行いました。茶色の土が見えている部分が改良後の部分です。

基礎配筋の準備段階です。捨てコンクリートを打ったり、砕石を敷いたりします。

基礎配筋完了。
第三者機関の検査を受けた後、コンクリートの打設を行います。建物を支える大事な構造ですから、びっしり見えている鉄筋は10mmと13mmさらには16mmと太い物を使用しております。

型枠も外れて基礎工事完了です。
床下に使用する断熱材(写真左側の濃いグレーの物)も到着。足場も組んで、フレーミング(建て方)の準備に入ります。

水道設備の先行配管です。
長期優良住宅標準対応ですので、将来の配管のメンテナンスを考えて交換しやすい仕様になっております。
接続部分には・・・

間違いの無いように、供給先を記したラベルを貼っております。これなら誰が見ても分かるので、安心ですね。

建物と基礎の間に使われる基礎パッキンは横から見るとこんな風になっています。下のグレーの部分が基礎のコンクリート、上の木材が土台で、間の黒い部分が基礎パッキンです。中央部分を見ると向こう側が透けて見えるのがわかりますでしょうか。
建物のほとんどがこの様に通気するので、床下に湿気溜まりが起こりにくくなります。
次回はフレーミング(建て方)からです。

2013年11月01日

いよいよフレーミング(建て方)です。
1階の壁から順に組み上げ、お昼前にはここまで進みました。2階の壁もあと少し・・・

パネルがクレーンで次々と持ち上げられ、この日の作業は2階の壁までで終了です。

2日目、小屋組みを行い野地板(屋根の下地)を張ります、その後は雨が降っても大丈夫なように、屋根とバルコニーをブルーシートで覆って完了します。

フレーミング(建て方)完了。
すっかり家の形が出来上がりました。
基礎の時点では小さく見えるのですが、ここまで出来てくると大きく見えます。

外周部の1階と2階の接合部です。白く見えるのは防水テープです。その上から1階と2階を連結するための帯金物をつけていきます。写真では下の部分がまだ留められていませんが、ここは瓦等の荷重がかかった後、留めます。

中に入って見ると...
2階には「ロフト」と記載された部材が!仕上りが楽しみですね。

24時間換気システムの本体がセットされました。
気密性能の高い北洲の建物なら、換気システムの性能を十分に発揮できます。
しっかり給排気のコントロールをして新鮮な空気環境を創り出します。しかも花粉を80%カットしてくれる優れものです。

電気配線も始まっています。この配線には、間違いが無いようにする為、1本毎にどの箇所の何の線か印字されているんです。
次回は気密・断熱施工をお届けいたします!

2013年11月25日

フレーミング(建て方)終了後に、断熱・気密工事を行いました。

こちらは、床の外周部の室内側です。壁に詰めるグラスウールと違って、発泡ウレタンを吹き付け断熱します。膨らんで硬化すると、この様になります(画像の白い部分)。
下の黄色いフィルムが防湿気密シートで、透けて見えるオレンジ色のものは高性能グラスウールです。

こちらは2階の小屋裏と通じる配線の穴をウレタンで塞いだ様子です。隙間という隙間は完全に塞ぎます。この積み重ねが高い気密性能を生み出します。

こちらは外壁側です。
防風透湿防水シート(白いシート)を張り終えました。屋外と室内を貫通する穴はテープで処理をします。

窓の下に黒く見えるのは水切りシートです。壁と窓の間から雨水が浸入するのを防ぎます。

屋根瓦もきれいに葺き終わりました。
次回は内部造作や外壁工事の様子をお伝えいたします。

2013年12月02日

今回は内部造作と外壁の仕上げ工程をご紹介します。1階では床を張っています。さいたま展示場で使用しているウォールナットを採用いただきました。

こちらはフレーミング(建て方)の回でご紹介した、天井に埋め込まれている24時間換気の本体部分です。メンテナンスに必要なフィルター部分を残して、石膏ボードで覆われました。

ロフト前の勾配天井部分に、無垢の板を張りました。雰囲気の良い部屋に仕上がりそうですね。

1階はほとんどの部屋で珪藻土の塗り壁を採用頂きました。陰影が美しいのはもちろんですが、化学物質やにおいを吸着分解する効果があるのでお勧めです。
効果の程は、バスツアー等でオーナー様のお宅でご体験いただけますので、ご興味のある方は気軽にお問い合わせ下さい。

さて、建物の外側はというと、タイルを張る為のベースサイディング(下地材)を張っています。
防風透湿防水シートの上に通気層を設ける為の胴縁(木材)をまず取り付け、その上にベースサイディングを張ります。

ベースサイディングが張りあがるとこのようになります。サイディングとサイディングの間には青く見える部材(ジョイナー)を使い、更にコーキングをして、雨水の浸入を食い止めます。
ベースサイディング表面の凸凹した出っ張りに、タイルを一枚一枚引っ掛け、接着剤を使って張り付けます。
この様にして張ることで、湿式タイルに比べて外壁重量は軽くなり、又、剥落防止になります。

角の部分のタイルを張った様子です。焼き物であるタイルは割れない限り半永久的にメンテナンス不要です。
さていよいよ次回は完成です。
どんな家に仕上がるのか、とっても楽しみです。

2014年01月07日

さて、いよいよ完成です。室内を一部ご紹介いたしますね。

玄関に入ると、お客様はまっすぐリビングへ続く廊下へ、家族はシューズルームを抜けて台所へ入る導線に分かれています。
写真は、靴を脱いだり履いたりするのに重宝しそうなカウンター。無垢の板を使用しています。

こちらがシューズルーム。
靴はもちろんですが、コート掛けもあるので、玄関周りはすっきり片付きそうです。

廊下の途中に配置した手洗い。
カウンターにこだわりの手洗い器を載せて、まわりはタイルで仕上げました。

LDKで約20帖です。
しかもダイニング上部は吹抜けです。大きな窓を設けたので、朝は光が差し込んできます。また、家事カウンターも設置してあります。

こちらはリビングです。
左奥にはスタディコーナーがあります。カウンターの他に、お子様の勉強道具を収納する為の棚もたくさん設置しました。
一階はほぼ40帖ありますが、玄関からドアが無く、吹抜けもありますが、エアコンは16畳用1台でポカポカです。

階段手摺を格子手摺にすることで、階段途中に設けた窓からの光がリビングを照らします。

階段を上がると、ダイニング上部の吹抜けに出ます。ホール・階段室・吹抜けがつながっているので、開放感があり、明るい空間に仕上がりました。
無垢のオリジナルドアが美しいですね。

こちらは洗面室。
長いカウンターを設けたので、朝の忙しい時間でも皆で身支度が出来そうですね。

最後にロフトのある子供部屋です。
明るいオーク(シャンパンラギットネイチャー)の床と、勾配天井に張った羽目板がとても爽やかな印象です。こちらの部屋は将来間仕切りをして、分けて使えるように計画しました。

展示場で初めてお会いしてからお引渡しまで約8ヶ月でしたが、あっという間だった気がします。建物の内外において細かくお打ち合わせをさせて頂いたので、とても素敵な建物が完成しました。
室温については完成立会いの時点で既に驚いていただきましたが、これからもっと寒くなったときに、更に驚きが増すのではと思います。
新居はこれまでより快適な生活が待っていますので、楽しみにしてください。 

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