2015年06月27日

皆様、こんにちは。日光市高龗(たかお)神社のお近くにご建築いただく現場よりお伝えいたします。
画像は完成イメージパースです。
アルセコ(ダブル断熱)仕様で約52坪です。2段の大屋根が特徴的な宮城県仙台市にある紫山展示場を気にいって頂いて決めた外観です。

高龗神社の宮司さんにお願いして、地鎮祭は滞りなく終了しました。おめでとうございます。

その後、お客様と高龗神社の横にある箏路さんでお食事をいただきました。晴れて暑かったのでテラスでいただきました。手打ちのおそばがおいしかったです。天然氷のかき氷もいただきました。

いよいよ着工です。基礎を造るため、土を掘削(根切り)しています。

基礎はベタ基礎仕様です。
砕石転圧→防湿シート敷き→捨てコンを終えました。
防湿シートを敷いていますので、床下の湿気による腐朽菌の繁殖などを抑えてくれる効果が期待できます。

鉄筋の間隔は建築基準法より細かい20cm間隔ですのでより強度があります。

基礎が完成しました。浴室を設置するところは床下断熱ではなく基礎断熱になります。これで浴室の断熱性能も向上します。

2015年07月05日

次にフレーミング(建て方)工事です。
工場で組立てた壁パネルを設置していきますので構造上、安定したものをご提供でき、ご安心いただけます。

構造の要である1階部分の枠材(2x6材)は防蟻・防腐処理された材を採用しております。建築基準法では地面から1mとされておりますので3倍近い範囲となります。
また、含水率が19%以下の材を使用しています。一度この状態まで乾燥された木材は水に濡れても狂いが少なく、精度の高い住宅になります。また、湿気を好むシロアリなどを寄せつけにくくなっています。

1階の壁を建て、2階の床を設置します。
そして、2階の壁を立ち上げ、屋根へと続きます。

2階の床組(I型ジョイスト)は日本で流通している一般的なサイズのものよりも大きいサイズを使用しています。
より広がりのある大空間が可能になります。

屋根も工場でパネル化して現場に輸送してきます。4日間でフレーミング工事は終了し、造作工事へ進んでいきます。

フレーミング工事が終わると、ほどなくサッシを取り付けます。これで雨が降っても室内の工事は進められます。
写真は木製サッシです。採用いただいた木製サッシ「D-Fenster」は、厳しいドイツの基準をクリアした高性能な木製サッシです。遮熱型のLow-Eペアガラスを採用し、空気層16mmの複層ガラスにアルゴンガスを封入しています。アルゴンガスは乾燥空気よりも熱を伝えにくい安全な気体です。これにより家全体の熱損失を大幅に減少させるとともに、結露の発生も防止します。

屋根は下地にアスファルトルーフィングを敷いて瓦を葺いていきます。瓦は吸水率が少なく、防水性の高い屋根材です。不燃材料にも認定されており、寿命も半永久です。

建築現場を後にして、昼食を前回ご紹介しました箏路さんでいただきました。ブルーベリーの天然氷のかき氷をいただきました。ご馳走さまでした。

2015年07月19日

断熱工事がはじまりました。弊社では断熱工事の専門会社が断熱材を充填していきます。
外壁の断熱材は高性能グラスウール140mm厚です。外壁にはツーバイシックス材を採用していますので、ツーバイフォー材より約1.5倍厚く施工でき、厳しい冬でも快適に暮らせる高い断熱性能を確保しています。
厚みでたわみが少なくなり、施工精度も高まります。
また、耐水性能にも優れたガラス繊維です。

1階と2階の間の外周部分に側根太と呼ばれる部分がありますが、側根太にも発砲ウレタン吹付で断熱を施します。さらに断熱効果が高まります。

1階天井裏には吸音のため100mmのグラスウールを施します。2階の音の響きを和らげてくれます。

断熱材の充填が終わると防湿気密シート(黄色いシート)を壁と天井に張っていきます。このシートで気密性能が大幅に向上します。また部屋から壁の中に湿気が入るのを防ぎ、壁体内結露を防ぎます。

配線の貫通部分には発泡ウレタンを注入します。隙間を埋めて気密性を向上させます。

配管の貫通部分などにもウレタンフォームで隙間を無くしていきます。
以上のような断熱・気密施工で次世代省エネルギー基準の北海道基準を大きく上回る性能を確保し、快適にお過ごしいただけます。

防湿シート張りが終わったら、石膏ボードを張ります。
石膏ボードは炎があたると熱分解を起こして約20分もの間、水蒸気を放出するという優れた特性を持っています。このため火災が発生しても、天井裏や壁の内部の温度が上昇しにくく、構造材が発火点(約450℃)に達するまでの時間を大きく遅らせることができます。

次回は外部造作と内部造作についてお伝えいたします。

2015年08月15日

前回は外壁内の断熱材をご紹介しましたが、今回は壁の外の断熱材をご紹介します。断熱材は厚みは80mmのロックウール・ラメラです。石の繊維ですので、万が一の火災でも燃えません。

ロックウール・ラメラを外壁に隙間なく施工します。この壁の中と外とのダブル断熱により、夏の暑さ・冬の寒さから住まいを守り、快適にお過ごしいただけます。また、暖冷房の光熱費も抑えられます。

左図はアルセコダブル断熱の壁の断面です。断熱材を施工した後は、ガラスメッシュを張りこみ仕上げていきますので衝撃にも強いです。外壁の断熱材の厚みは合計で220mmになります。

屋根は瓦と太陽光発電のパネルが一体となった仕上がりになっており、外観の美しさを保ちます。青く見えるのが太陽光のパネルです。太陽光発電で、さらに光熱費を抑えられます。煙突は外観のアクセントになっています。薪ストーブ用です。

近くで見ると違いがわかりますが、遠くから見るとほとんど分からない一体感です。

家の中では造作工事が進み、天井にはホワイトウッドが貼られました。節は小さいのであまり目立たず、名前の通り全体的に白いのが特徴です。数年後には飴色に変化し、経年変化を楽しむことできます。まさにグッドエイジングです。

室内ドアも取り付けられました。写真はホワイトアッシュの無垢建具です。衝撃に強く、耐久性に優れた木材です。塗装したカラーの一部をふき取り、「時を経た美しさ」を表現したオリジナルの建具です。

写真を撮り終えて、またまた箏路さんでお食事をいただきました。日替わり定食です。このところ暑いのでおそばは最高です。ご馳走様でした。次回はいよいよ完成です。

2015年09月28日

完成しました。
足場が解体され、2段の大屋根の美しい外観が現われました。近くで見ると圧倒されます。薪ストーブの煙突がアクセントになっています。

北面にはドーマーがあり、アクセントになっています。

ウッドデッキが外観にマッチしています。
お手入れのいらない樹脂デッキを採用しました。木片チップを採用していますので本物の木のようです。

床は無垢の三層フロア、色はバーボンオークです。
無垢材は自然の風合いがとても豊かですが、無垢材ゆえの“狂い”という欠点がありますが、三層フロアは無垢材を表層・最下層と中間層の木の繊維方向を交互に重ねることで、木材の狂いを最小限に抑えます。
また、表面材が4mm~5mmあるので傷が目立つようになれば、表面を削っていただくなどのメンテナンスが可能です。

リビングを見上げると大きな吹抜があり、開放感を得られます。ジョンソン手摺をご採用いただきましたので、さらに開放感が増します。
天井には前回、ご紹介しましたホワイトウッドをご採用いただいておりますので、数年後の色の変化が楽しみです。

また、リビングには薪ストーブをご採用いただきました。インテリアを引き立たせてくれますね。
大きな吹抜に薪ストーブですので、冬も暖かく過ごしていただけそうです。

キッチンのシンクは人造大理石で、カウンター天板と一体になっており、隙間がありませんので、お手入れがしやすい形になっています。

写真を撮り終えて、またまた箏路さんでお食事をいただきました。伺った時間が午後2時前だったのでおそばが売り切れて、うどんをいただきました。うどんもコシがあり、おいしかったです。ご馳走様でした。

以上で日光市のけんちく日記は終了です。
ご覧頂きありがとうございました。