“理想の我が家”を描く庭づくり

ご夫婦が選んだのは、おおらかで重厚な大屋根の住まい。その完成とともに、S様の庭づくりはスタートしました。カースペースやアプローチ、境界のフェンスなどは外構業者に任せましたが、それら以外はすべて一から自分たちで手掛けてきました。アオダモ、ヤマボウシ、白樺、シャラ、ロシアンオリーブ、ジューンベリー、コハモミジ、サルスベリ・・・沢山の木々に囲まれたS様邸。植栽選びやガーデンDIYは試行錯誤の連続だったそう。それでも「近所の方が『綺麗ねぇ』とか『いつも楽しませてもらって』と声をかけてくれることが嬉しくて」とやりがいを感じているご様子の奥様。そしてご主人は、「お気に入りの大屋根に『庭はこうしたい』というこだわりは最初からありました。さりげなく緑で覆いたいし、家の中から眺められたらいいなと。それで高さの違う木々を組み合わせて立体感を出したんです」と、理想の暮らしをイメージしながら造り込んでいったそうです。

床面積 155.53㎡
敷地面積 388.98㎡
工法 2×6(ツーバイシックス)工法
所在地 宮城県
施工年 2015年

冬はほとんどの木々が落葉し、石の庭になる。日射を室内に入れるために、あえて落葉樹を選んだ。

住み始めて4年。「色々植えてみて、合う・合わないが分かってきて、やっと落ち着いてきました」と奥様。宿根草を中心にした草花は、奥様のセレクト。

ロータス、コルディリネ・インディビザ、ラベンダー、タイム、ギボウシなど色とりどりのグリーンが楽しい道路側の花壇。細長のコニファーはスカイロケット。

ウッドフェンスや枕木、レイズドベッドの石積みはすべてご主人のお手製。木柵の板は二重になっていて、庭面と道路面であえて色を変えている。「道路側から見たときに、玄関ドアと同じ明るい茶色がいいなと思って」とご主人。

小屋まわりのウッドデッキやフェンスもDIY。「設計図なしで、枕木の並べ方もなんとなくですよ(笑)」と笑うご主人。それにしても・・プロ並みの仕上がりです!

和室から眺める庭園には枝垂れモミジやコハモミジ、ご主人セレクトの石や灯篭が並ぶ。「雨の日は、赤や青、紫の石の色合いが濃くなって風情があるんですよ。」

「完成はまだまだ。やりたいことがもっとあるし、細かいところについつい目がいきますね」とご主人。

お洒落な立水栓もDIY。真鍮の蛇口はこれからアンティークに変化していく。

玄関の鉄平石やクローバー金物、ヌック上部の白いラインなど、外観ディテールにとことんこだわった。「外観は四方向から格好よくなるようにしたくて。営業さんやプランナーの方には本当によく考えていただきました」とご主人。

バルコニーのアルザス手摺は、今年ご主人がメンテナンス塗装をされたそう。「実はそのときに、手すりを面取りで仕上げたんです(笑)」・・・どおりでフォルムが洗練されていますね!

「リビングのヌックはつけてもらって本当によかったです。タイルの床なので、夏は犬たちが涼しそうに寝そべっているんですよ」と奥様。

リビングダイニングには、創業140余年の仙台箪笥の老舗monmayaの無垢材の家具をセレクト。和も感じられる落ち着きのある空間に。

リビングのヌックにもさりげない緑と花柄のポストカードが飾られていて、温かくゲストを迎えてくれる。

2階の窓からは田園風景が一望できる。朝日が気持ちいい特等室。