全館空調「エアロテック」とは?特徴について解説

最終更新日:2020年04月17日

ビルや病院、デパートなどで導入されている全館空調システムですが、住宅においても主流になりつつあることをご存知でしょうか?住宅用の全館空調システムを販売しているメーカーはいくつかありますが、この記事では三菱地所ホームの「エアロテック」について解説します。

北洲ハウジング編集部

人と自然にやさしく、何世代にもわたって受け継がれ、大切にされる家。劣化するのではなく、豊かに年を重ねた証が刻まれることで、その価値も、住まう人の愛着も増してゆく住まい。この記事は、世界共通の良い住まいづくりを目指す、北洲ハウジングが提供しています。

北洲ハウジングについて詳しくはこちら

全館空調システムとは?

個別空調と全館空調比較

居室ごとではなく、すべての居室、廊下、浴室など建物内全体を冷暖房し、24時間換気を行うシステムのことを全館空調システムと呼びます。

居室ごとに空調を整える個別空調(壁掛けエアコンなど)の場合、空調設備を設置している場所(一般的にはリビングや寝室など)と設置していない場所(一般的には廊下やトイレ、浴室洗面所など)とで温度差が生じます。特に冬場は、この温度差が身体に悪影響を及ぼすこともあり、冬場に起こる「ヒートショック」もその一つです。平成30年の交通事故死者数が約3,500人(※1)であったのに対し、ヒートショックでは約1万7,000人もの人が亡くなっている(※2)といわれています。
※1 警察庁「平成30年中の交通事故死者数について」
※2 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所「冬場の住居内の温度管理と健康について」

一方、全館空調システムは建物内全てを冷暖房するため、家の中の温度が一定に近い状態に保たれます。快適さに加え、ヒートショックをはじめとする身体への負担を少なくするとして、家づくりにおいて主流になりつつあります。

ただし、その全館空調システムにもいくつかデメリットがあります。それは、本体で家中すべての温度調整を行なう場合が多いため、部屋の立地によって温度差が出てしまうことがあります。夏場に、南向きの大きな窓のある部屋は温度が上がってしまう、冬場は北向きの部屋の温度が低めになってしまう、などです。

また、「暑い・寒い」の感覚は人それぞれ。「Aさんは暑いと感じているが、Bさんは快適だと感じている」「Cさんは快適と感じているが、Dさんは寒いと感じている」といった経験は、おそらく誰もがしたことがあるかと思いますが、このように人によって「心地よい」「快適」と感じる温度は異なるのです。

全館空調システム「エアロテック」とは?

全館空調システム「エアロテック」

エアロテックは三菱地所ホームと三菱電機の共同開発により1995年に誕生した、実績のある全館空調システムです。

床置型室内機1台のみ(※3)で、家中の空気を換気しながら快適な温度に保つことができます。また、全館空調のデメリットである一括設定ではなく、「全館空調でありながら居室ごとに温度設定ができる」機能や、「長期10年保証がついている」など、エアロテックならではの魅力・メリットをたくさん備えています。
※3 建物の坪数により異なります。

エアロテックの特徴

部屋ごとに温度設定ができる

部屋ごとに温度設定

まずエアロテックの特徴の一つとして挙げられるのが、部屋ごとに温度調節ができる点です。

一般的な全館空調システムの場合、部屋ごとの温度調節ができないため、部屋の日当たりや大きさなどの条件によって温度差が生じてしまったり、家族のあいだで快適だと感じる温度に差があったりと、全館空調システムがストレスの原因となってしまう可能性があります。しかし、エアロテックは特許技術である「可変風量制御システムVAV」「温度制御システムABC」のダブル制御により、部屋ごとに温度調節をすることができます。

「可変風量制御システムVAV」「温度制御システムABC」について

家中の部屋の温度を、1台のコンパクトな室内機で臨機応変にコントロールしているのが、2つの風量制御システムを同時に活用する特許技術。エアロテックならではのシステムです。

そのひとつは、可変風量制御システムVAV(Variable Air Volume Control)。各部屋に設置された吹出口の中に、「電動ダンパー」と呼ばれる開閉する羽根を設置。予めどの部屋にどれくらいの量の風を取り入れるか計算して、羽根の動きをコントロールします。

もうひとつの温度制御システムABC(Auto Balance Control)は、来客などによる特定の部屋のみの在室人数の増加や、生活パターンの変化により、部屋の使い方が一時的に変わった時などに、効果を発揮します。VAVによる調整では制御しきれず、十分に温湿度の調節ができないとABCのセンサーが認識した時に、VAVの電動ダンパーを自動で開放。イレギュラーなケースに対応します。

引用:エアロテックの空調機能 │ 三菱地所ホーム

このように、エアロテックは特許技術によって、家族全員が快適な状態を実現しているのです。

エアロテックの口コミ

冬の朝、ぬくぬくとした布団から出たくないといったことや、夏の寝苦しさとも無縁です。適正な湿度が保たれるお陰か、パチパチっと静電気が起きることもないようにも思います。基本、洗濯物は2階のスペースで部屋干しをしていますが、それで十分乾きます。家族皆、花粉症だったんですが、気づくとそれも軽減されている気がします。

エアロテック採用・宮城県 北洲オーナーT様

家中をクリーンな空気が満たす

家中をクリーンな空気が満たす

エアロテックは換気力にも優れています。

外気に含まれるカビの胞子、砂埃、花粉などの浮遊物を、エアロテックに標準装備された高性能除塵フィルターが97%カット(※4)することで、新鮮で綺麗な空気だけが室内に取り込まれます。さらに室内で発生した有害物質やダニの死骸、不快な臭気なども、汚れた空気とともに排出するので、室内の空気を快適に保ちます。
※4 フィルター性能試験に基づく性能であり、実機の性能とは異なります。

また標準装備のフィルター以外に、住環境に応じてオプションのフィルターも使い分けることが可能です。例えばペットの臭いが気になるご家庭には「脱臭フィルター」、排気ガスの多い大通り沿いにお住まいのご家庭には排気ガスの有害物質をカットする「NOxフィルター」など、目的に応じてご活用いただけます。

冷暖房費を削減できる

冷暖房費を削減できる

エアロテックは、高性能ヒートポンプ方式により、冷暖房費の削減にもつながります。

ヒートポンプとは?

ヒートポンプとは少ない投入エネルギーで、空気中などから熱をかき集めて、大きな熱エネルギーとして利用する技術のことです。身の回りにあるエアコンや冷蔵庫、最近ではエコキュートなどにも利用されている省エネ技術です。

引用:ヒートポンプとは – 一般財団法人 ヒートポンプ・蓄熱センター

自由な空間デザインを実現できる

自由な空間デザインを実現できる

家全体を快適な状態にできるエアロテックなら、「大きな吹き抜け」「オープンラウンジ」「スキップフロア」といった間取りも不自由なく叶えることができます。個別空調(壁掛けエアコンなど)の場合、このような間取りは冷暖房効率が悪くなるため敬遠されがちでした。

「せっかく憧れのリビング階段を設置したのに、冷暖房効率のために仕方なくビニールカーテンで仕切りを作ることになった…」なんて話を耳にすることもあります。せっかく理想的な間取りを実現できたと思ったのに、このように部屋の見た目が悪くなってしまうのは残念ですよね。

エアロテックなら冷暖房効率を心配する必要がないため、「自由な家づくり」を実現することができます。

建築士がプランに合わせて計画

空調を導入する際、通常は空調メーカーがダクトや吹出口を設計します。そのため、例えば「寝室のベットの真上に吹出口が計画されてしまう」といったケースが生じることもあります。

エアロテックの場合、自宅を設計する建築士が吹出口の位置をプランに合わせて計画するので、家中を快適に過ごすことができます。

長期10年保証&10年間定期点検を無償で受けられる

長期10年保証&10年間定期点検を無償で受けられる

通常の設備機器の保証期間は1年であることが一般的ですが、エアロテックは10年間の長期保証を設けています。この10年という期間は、業界最長レベルです。

加えて、保証期間中は年に一回、専門業者による無償点検を実施して標準フィルターを無償で交換させていただくなど、長期に渡ってエアロテックを快適に使い続けていただくためのサポート体制が整っています。

エアロテック×パッシブハウスで快適かつ省エネな住まいを

家全体を快適な状態にしてくれるエアロテックは、住宅の断熱性・気密性などの性能を高めることで、その実力をさらに発揮します。

北洲ハウジングは、断熱性・蓄熱性・遮熱性に優れた省エネ住宅「プレミアムパッシブハウス」を展開しています。北洲ハウジングの家にエアロテックを装備することで、より快適で健康に暮らせる住環境を実現できると考えています。それぞれのご家庭にぴったりのプランを建築士がご提案させていただきますので、省エネ住宅や全館空調システムにご興味をお持ちの方はぜひ一度ご相談ください。

» カタログプレゼントフォームはこちら

» お近くの北洲ハウジングの家を探す