地震に強く耐震性に優れた家作りの4つのポイント【ハウスメーカー選び】

最終更新日:2020年04月17日

「いつ大きな地震がくるかわからない」という不安は、私たち日本人なら誰もが共通して持っているのではないでしょうか。東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)、鳥取中部地震(2016年)など、日本では大きな地震が頻繁に起こっています。

いつ来るか分からない大地震から家族の安全を守るために、住宅の耐震性能はできる限り高く保っておきたいものです。この記事では、北洲ハウジングが考える「住宅を新築する際に考慮すべき、地震に強い家づくりのポイント」についてお伝えします。

北洲ハウジング編集部

人と自然にやさしく、何世代にもわたって受け継がれ、大切にされる家。劣化するのではなく、豊かに年を重ねた証が刻まれることで、その価値も、住まう人の愛着も増してゆく住まい。この記事は、世界共通の良い住まいづくりを目指す、北洲ハウジングが提供しています。

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日本は世界有数の地震大国

日本は世界有数の地震大国です。「気象庁 | 日本付近で発生した主な被害地震」によると、2018年以降だけでも以下の地震(人的被害を伴ったもの)が発生しています。

  • 2019年8月4日:福島県沖(5弱)
  • 2019年6月18日:山形県沖(6強)
  • 2019年5月25日:千葉県北東部(5弱)
  • 2019年5月10日:日向灘(5弱)
  • 2019年2月21日:胆振地方中東部(6弱)
  • 2019年1月3日:熊本県熊本地方(6弱)
  • 2018年9月6日:胆振地方中東部(7)
  • 2018年6月18日:大阪府北部(6弱)
  • 2018年4月9日:島根県西部(5強)

※カッコ内は最大震度を示します

地震の原因の一つである活断層の数は、分かっているだけでも約2,000以上。活断層周辺では昔からくり返し地震が起きており、今後も同様に地震が発生すると考えられています(参考:地震の多い国 日本)。また気象庁は「日本で地震が発生しないところはありますか?」という問いに対して以下のように回答しています。

日本で地震が発生しないところはありません。小さな規模の地震は日本中どこでも発生しています。また、ある場所で過去に大きな規模の地震が発生していたとしても、地表に痕跡(活断層など)が残らないことがあります。このため「この場所は大きな規模の地震が絶対ありません」と言えるところはありません。

引用:気象庁 よくある質問集(地震について)

日本に住む以上地震を避けては通れないため、家を購入する際に住宅の地震対策は必須と言えます。

地震に強く耐震性に優れた家作りのポイント

では耐震性に優れた新築住宅を建てるには、どのような点に考慮する必要があるのでしょうか?北洲ハウジングが考える「地震に強い新築住宅を建てるポイント」についてご説明します。

耐震等級はいくつ?

耐震等級とは、住宅性能評価・表示協会が実施している「住宅性能評価制度」において、地震が起きた際に建物の倒壊しにくさや損傷の受けにくさを評価し、等級づけしたものです。地震に関しては、倒壊防止と損壊防止に分けてそれぞれに基準が設けられており、等級の数字が大きいほど地震に対して強いことを意味します。各等級の目安は以下の通りです。

耐震等級1

  • 数百年に一度程度と、極めてまれに発生する地震(関東大震災時の東京、阪神淡路大震災時の神戸で観測された地震の揺れに相当)に対して、倒壊や崩壊等しない程度
  • 数十年に一度程度と、まれに発生する地震(東京を想定した場合、震度5強に相当)に対して、損傷を生じない程度

耐震等級2

  • 等級1で耐えられる地震力の1.25倍の力に対して、倒壊や崩壊、損傷を生じない程度

耐震等級3

  • 等級1で耐えられる地震力の1.5倍の力に対して、倒壊や崩壊、損傷を生じない程度

▼もっと詳しく知るにはこちら
» 地震などに対する強さ(構造の安定)
※一般社団法人 住宅性能評価・表示協会のページに遷移します

実際の地震での被害状況を見ても、耐震等級1の住宅と等級3の住宅の差は顕著です。下の図を見てみましょう。

熊本地震における被害率

この図は熊本地震における等級1と等級3の住宅の被害率を比較したものです。等級3の住宅は9割近くが無被害だったのに対し、等級1の住宅の無被害率は6割程度にとどまっています。また等級3の住宅には大破・倒壊が見られません。

北洲ハウジングでは耐震最高等級3になるように設計していきます(※)。
等級3を取得するために、基礎や接合部の強化、壁の配置などの検討を行なっていきます。
※プランにより異なる場合があります

木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)は地震に強い

北洲ハウジングでは、耐震性に優れた建築工法として木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)を採用しています。木造枠組壁工法は耐震性だけでなく、耐火性、断熱性、気密性にも優れていますが、この記事では耐震性に焦点を絞ってご説明します。

外圧に強いモノコック構造

下記の図をご覧ください。左の図が日本の新築住宅において高いシェアを占める在来工法、そして右が木造枠組壁工法の変形イメージです。

木造軸組工法(在来工法)と木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)

木材の柱と梁、筋交い、土台などの軸組で支える木造軸組工法(在来工法)で建てられた住宅は外圧に弱いですが、木造枠組壁工法で建てられた住宅は床・壁・屋根が一体となったモノコック構造(飛行機や自動車にも採用されている、外皮が強度部材を兼ねた構造物のこと)なので、外圧を一点で受け止めず面で受け止めます。そのため地震が発生しても、建物の傾きや倒壊が起きにくいのが特徴です。

大震災にも耐えた木造枠組壁工法の住宅

日本ツーバイフォー建築協会は東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)において、木造枠組壁工法の住宅に大きな被害がなかったという調査結果を発表しています。

調査対象住宅は20,772戸(平成23年7月28日現在)ですが、そのうち、当面補修をしなくとも居住に支障ない住宅は19,640戸で95%にあたります。津波による被害を除けば、当面補修をしなくとも居住に支障のない住宅は98%を占めており、阪神淡路大震災や新潟県中越地震でも判明したツーバイフォー住宅の高い耐震性が今回も実証されました

引用:東日本大震災でツーバイフォー住宅は居住に支障なし95%

このように、木造枠組壁工法で建てられた家は実際の大地震をも乗り越える耐震性を持つことが、実際の調査結果として報告されています。

さらに強度のあるツーバイシックス材

北洲ハウジングでは、ツーバイフォー材よりも強度のあるツーバイシックス材を外壁部分に採用しています。

ツーバイフォー材とツーバイシックス材
ツーバイシックスはツーバイフォー

木造枠組壁工法で一般的に使用されているツーバイフォー材より約5cm幅の広いツーバイシックス材を使うことで、鉛直方向の力に対する強さはツーバーフォー材の約1.57倍、曲げ応力に対する強さは約2.47倍となります。木造枠組壁工法にツーバイシックス材を使うことで、より耐震性に強い住宅を実現できます。

▼木造枠組壁工法について詳しくはこちら
» ツーバイシックスとは?ツーバイフォーと比較したメリット・デメリットについて

地盤・基礎部分も耐震性を考慮しよう

建物自体の耐震性能が優れていても、建物の地盤や基礎に問題があると、その性能は十分に発揮されません。どんなに地震への耐久性が高い家を建てても、地盤が弱ければ有事の際には根元から傾いたり倒壊してしまう可能性があります。

北洲ハウジングは「歳月に負けない家」を実現すべく、地盤や基礎部分も考慮した家づくりをしています。具体的な取り組みについて、それぞれご紹介します。

地盤改良

北洲ハウジングでは、家を建てる際にしっかりと地盤調査を行ない、調査結果に基づいて適切な地盤改良をご提案しています。北洲ハウジングが採用している地盤改良方法の一つが、地震の際に生じる液状化対策として注目されている地盤改良工法「ハイスピード工法」です。

液状化発生のメカニズム

上の図は液状化が発生するメカニズムを表しています。軟弱砂層で地震が発生すると、下層では砂の粒子が密になり、砂粒子間にあった水(間隙水)は上層に逃げ出します。これによって液状化が発生し、住宅が傾いたり沈んだりする原因となるのです。

ハイスピード工法には液状化を未然に防ぐ効果がある

 

一方、ハイスピード工法は砕石パイルが間隙水を排出する役割を果たし、液状化を未然に防ぐ効果があります。

またハイスピード工法は天然砕石のみを活用するため、従来の地盤改良工法と比較すると、健康面・資産面でもメリットの大きい工法です。

▼ハイスピード工法について詳しくはこちら
» 地盤改良工法(ハイスピード工法)

ベタ基礎

ベタ基礎と布基礎

住宅の基礎には「ベタ基礎」と「布基礎」の二種類がありますが、北洲ハウジングではより耐震性に優れるベタ基礎を採用しています(ただし一部地域、及び地盤調査の結果によっては異なる場合があります)。

ベタ基礎は基礎底面全体で建物の重さを支えます。面で支えることから負担を分散することができるため、地震時の衝撃を効果的に地盤へ逃すことが可能です。

また耐震性だけでなく、地面からの水蒸気を防いだり、シロアリを防ぐ効果にも優れています。

▼ベタ基礎について詳しくはこちら
» ベタ基礎(北洲ハウジング)

本震だけじゃない!余震対策も大切

サステナブル耐震

地震対策は本震だけでなく、余震も同様に考慮する必要があります。もし本震によって住宅の構造躯体がダメージを受けていた場合、余震によってさらにダメージが蓄積され、倒壊などさらに大きな被害につながる可能性も考えられます。実際に労働安全衛生総合研究所の実験で、ある一定規模以上の余震が繰り返し発生することによって、建築物が倒壊する危険性があることがわかっています。

地震の揺れを吸収する制震ダンパー MIRAIE(ミライエ)

北洲ハウジングでは繰り返しの地震に備えるため、「サステナブル耐震」として、制震ダンパーMIRAIE(ミライエ)を標準採用しています。

制震ダンパーMIRAIE(ミライエ)

MIRAIE(ミライエ)は地震の揺れをゴムで吸収する制震ユニットです。上の写真のようなユニットを住宅の壁内に設置することで、地震時の揺れを最大95%吸収します。実際、連続して地震の揺れを与える実大振動台実験において、5回もの巨大地震波に耐えられるという結果が出ており、繰り返して発生する余震にも効果を発揮することが証明されています。

またMIRAIE(ミライエ)は地震時の揺れを吸収するため、内装材のクラック等の発生リスクや躯体の変形リスクを減らすことができます。

その結果、住宅補修にかかるメンテナンスコストを抑えたり、住宅性能を長く維持することが可能となります。

▼MIRAIE(ミライエ)についてもっと詳しく知りたい方はこちら
» サステナブル耐震(MIRAIE ミライエ)

耐震と制震って何が違うの?

耐震と制震

耐震と制震はどちらも地震対策の1つですが、それぞれの持つ役割は異なります。耐震とは、耐力壁などの構造体の強度で地震の揺れに耐えて倒壊を防ぐこと。一方制震とは、建物内部にMIRAIE(ミライエ)のような制震装置を組み込み、地震の揺れを吸収することを指しています。

地震に強い家づくりを実現するには、耐震だけでなく制震も考慮することが大切です。

地震に強いハウスメーカーなら北洲ハウジング

地震に強い家づくりに必要なポイントについて解説しました。日本に住むうえで地震は避けられないものなので、うまく付き合っていく姿勢を持つことが大切です。家づくりにおいては、あらかじめ地震のリスクを考慮し、地震に強いハウスメーカーを選びましょう。

北洲ハウジングは「グッド・エイジング」という考え方に基づき、「歳月に負けない家を建てること」「それをきちんと手入れしながら住み続けること」を大切にした家づくりを行っています。住宅の耐震化についても、お住まいのご家族が安心かつ家の資産価値を下げずに暮らし続けていけるような方法を採用しています。

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