パッシブハウスとは?メリット・デメリットからパッシブ住宅の特徴を理解しよう

最終更新日:2020年04月17日

エコ住宅や省エネ住宅に興味をお持ちの方は、「パッシブハウス」という言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれません。パリ協定をきっかけに日本でもさらに住宅の省エネ化が進む中で、自然エネルギーを活用するパッシブハウスは省エネ住宅・エコ住宅の一つとして認知が広がりつつあります。

パッシブハウスとは一定の性能基準を満たす省エネルギー住宅のことをいいますが、北洲ハウジングでは、ドイツやアメリカが持つパッシブハウスの基準にとらわれず、それを日本の各地域に合わせたときにどんな設計ができるのかという観点で独自の「パッシブハウス」を開発し、ご提案しています。住まい手の健康で快適な暮らしを実現するために大切な、3つの熱(断熱・遮熱・蓄熱)をコントロールするという考え方が、日本の建築において標準的な考え方になることを目指しています。

北洲ハウジング編集部

人と自然にやさしく、何世代にもわたって受け継がれ、大切にされる家。劣化するのではなく、豊かに年を重ねた証が刻まれることで、その価値も、住まう人の愛着も増してゆく住まい。この記事は、世界共通の良い住まいづくりを目指す、北洲ハウジングが提供しています。

北洲ハウジングについて詳しくはこちら

パッシブハウスの特徴とは?

パッシブハウスの特徴

北洲ハウジングのパッシブハウスは、機械設備に頼り過ぎることなく、建築的アプローチで「健康で心地よい」室内環境をつくり出す住宅です。住まいの省エネ化が進み、ハウスメーカーや工務店がつくる新築住宅も高断熱・高気密住宅が増えています。しかし高性能であるがゆえに、いくつかの問題も発生しています。それは、冬場の日中に太陽光が入ると室温が30℃近くまで上がってしまったり、夏場は2階に熱がこもってしまったりということです。北洲ハウジングのパッシブハウスは、そのような問題を解消し、より快適に暮らせる技術が詰まった住宅です。

北洲ハウジングの木製窓は断熱性もデザイン性も高い
木製窓は断熱性もデザイン性も高い

自然エネルギーを利用するパッシブデザイン

「パッシブデザイン」という言葉をご存知でしょうか。パッシブデザインとは、自然エネルギーを最大限に活用して快適な住環境をつくり出す設計手法のことです。たとえば、夏は南側に「庇(ひさし)」や「ブラインド」を設けて日射熱を軽減する、風通しを考慮した「窓の配置」で室内の熱を逃すといった工夫を、冬は南側の「大きな窓から十分な日射」を得て部屋内を暖かく保つなどの工夫をします。自然エネルギーを活用するパッシブデザインは省エネルギーと快適を実現する設計手法といえます。

北洲ハウジング仙台中山展示場
北洲ハウジング仙台中山展示場の軒の出は約1.2m。太陽高度の高い夏には日差しを遮り、太陽高度の低い冬には上手に日差しを取り入れることができます。

3つの熱をコントロールするパッシブハウス

北洲ハウジング(宮城の住宅展示場)
北洲のパッシブハウス

北洲ハウジングのパッシブハウスの核となるのが、「3つの熱をコントロールする」という考え方です。

3つの熱をコントロールする

特徴その1「断熱」

まず前提となるのが、断熱・気密性です。建物自体の性能があってこそ、自然エネルギーによる快適性が高まります。断熱・気密がきちんとされていないと、換気も冷暖房も効果を発揮できないだけでなく、いくら遮熱や蓄熱をがんばっても、冬はスース―して寒い、夏の西日で部屋が暑い、など外の影響を受けやすくなってしまいます。

昔の断熱性の低い家のように局所暖房・冷房ではなく、家全体をしっかり断熱することで、温度ムラのない居住空間ができるのです。断熱化で限りなくワンルームに近い空間がつくれますし、家族のコミュニケーションも誘発される間取りが実現できます。

断熱性があってこそ、吹き抜けなど自由な間取りや快適な暮らしができる
断熱性があってこそ、自由な間取りや快適な暮らしができる

特徴その2「蓄熱」

冬の日射を取り入れたら、熱をためておくことは出来ないのでしょうか?

蓄熱する内装の塗り壁材「エコナウォール25」というものがあります。蓄熱容量はモルタルの約9倍もあるもの。PCM(相変化物質:Phase Change Material)というNASAのために開発された新素材をつかっていて、熱を吸収・発散して一定の温度を保つ働きをしてくれるのです。

冬は壁が日中の太陽光を蓄えてくれ、夜になると気温の低下とともに放熱し、温度を一定に保つ働きをします。逆に夏は、夜間冷気を蓄えて、日中になると温度上昇を抑える働きをします。温度変化が緩やかになるので、エアコンの稼働時間を減らすことができます。

あたたかみのある塗り壁
あたたかみのある塗り壁。蓄熱しても壁が熱くなるわけではありませんのでご安心を。

特徴その3「遮熱」

日本の伝統的な住まいである古民家には、軒下空間や縁側がありました。軒には、日差しをコントロールする役目があるのです。夏の強い陽射しで、室内の温度が上がってしまう。そんなお悩みは、住まいの軒の出を工夫することで軽減できます。

外付けブラインドは日本の簾(すだれ)の進化版と言ってもいいかもしれません。夏の日差しは、カーテンやブラインドなど[窓の室内側]で遮蔽するよりも、[窓の外側]で遮蔽するほうが効果的です。深い軒の出だけでは防ぎきれない夏の西日対策に効果を発揮するのが、ヨーロッパ生まれの外付ブラインドです。電動昇降なので、とても便利です。

外側で遮熱するのが効果的
外側で遮熱するのが効果的

パッシブハウスのメリット・デメリット

パッシブハウスのメリット

パッシブハウスに用いられるパッシブデザインは、「自然エネルギーを活かして快適な住環境をつくり出す」ことを目的に住宅を設計するため、「夏は涼しく、冬は暖かい」という一年中快適に過ごせる家を実現することができます。

パッシブハウスは高断熱・高気密なので、冷暖房効率が非常に良く余計な光熱費がかかりません。また住宅内の温度ムラを少なくおさえることができるため、健康に良い点もメリットの一つと言えるでしょう。

パッシブハウスのデメリット

一方、建築費が高くなる可能性があることがパッシブハウスのデメリットとして挙げられます。パッシブハウスを実現するには、高いレベルの断熱性能が不可欠です。より性能の高い断熱材や窓などを取り入れる分、建築費に影響します。ただし、建築費だけでなく、住んでからの光熱費や、健康的な温熱環境を実現することで得られるメリット(医療費削減など)まで考えると、長期的にはメリットのほうが大きくなるかと思います。

パッシブハウスなら北洲ハウジング

北洲のパッシブハウス
北洲のパッシブハウス

パッシブハウスの特徴やメリット・デメリットについて解説しました。四季による気候の変化が大きい日本において健康で快適に暮らせる家づくりのために、今後パッシブデザインの考え方は欠かせないものになっていくでしょう。

北洲ハウジングでは、注文住宅をご検討の方に、プレミアムパッシブハウスに採用した技術や設備のご提案を行っております。パッシブデザインを取り入れた住宅をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。快適な住環境づくりをサポートいたします。

» 展示場のご予約はこちらから ※ご希望の展示場をお選びのうえ、ご予約ください

» お問い合わせはこちらから

» カタログのご請求はこちらから