二世帯住宅のパターンについて解説【完全分離・完全共有・部分共有】

最終更新日:2020年04月30日

複数の世帯が一緒に暮らす住まいのことを二世帯住宅といいます。二世帯住宅の暮らしには、「家事を分担できる」「お金の面で助け合える」「祖父母に孫の面倒を見てもらえる」「大人数で賑やかに暮らせる」など、経済面や精神面でのメリットがあります。

ただ、いざ二世帯住宅を検討し始めると、「住居をどこまで共有するか」に悩む方が多くいらっしゃいます。二世帯住宅に住むうえで、どこまで共有し、どこからを分離するかは、生活の内容に影響を与えます。この記事では二世帯住宅の主な共有パターン(完全分離型・完全共有型・部分共有型)と、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。

北洲ハウジング編集部

人と自然にやさしく、何世代にもわたって受け継がれ、大切にされる家。劣化するのではなく、豊かに年を重ねた証が刻まれることで、その価値も、住まう人の愛着も増してゆく住まい。この記事は、世界共通の良い住まいづくりを目指す、北洲ハウジングが提供しています。

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【この記事でご紹介するアンケートについて】
この記事では「先輩の声」として2015年以降に二世帯住宅を購入された方を対象に実施したアンケートをご紹介しています。このアンケートには北洲ハウジング以外のハウスメーカーで家を建てた方のコメントも含まれます。

  • 調査期間:2019年11~12月
  • 対象:2015年以降に二世帯住宅を購入された方
  • モニター:クラウドワークス登録ユーザー

二世帯住宅は主に3種類ある

二世帯住宅の種類

二世帯住宅の共有パターンは主に、「完全分離型」「部分共有型」「完全共有型」の3種類に分類されます。

2017年に行われた調査によると、二世帯住宅に住む家族の約半数が完全共有型、約40%が部分共有型、残りの10%が完全分離型を選択しています。共有型(完全共有型・部分共有型)を選択しているケースが9割と大多数となっています。

二世帯住宅の共有パターンの割合

この記事では、二世帯住宅3つの種類「完全分離型」「部分共有型」「完全共有型」について解説していますが、二世帯住宅に共通するメリットやデメリットについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

» 二世帯住宅の家づくりのメリット・デメリットと、後悔しないために工夫すべきポイント

二世帯家族の暮らす、ヨーロピアンテイストの大屋根の家 – 北洲ハウジング

完全共有型の二世帯住宅とは?

完全共有型の二世帯住宅

完全共有型は、一つの住宅を二世帯で共有するパターンです。玄関やリビング、トイレやお風呂などの水回りなどを一緒に使用するため、同居感が強く出やすいパターンです。寝室や書斎など間取りの工夫次第で、プライベートの空間を確保することもできます。

完全共有型のメリット

建築費・生活費を安く抑えられる

完全共有型の住宅は、キッチン・お風呂・トイレなどの設備を二世帯で共有するため、他のパターンよりも建築費を安く抑えられるケースが多いです。また建築費だけでなく、洗濯機やテレビなどの家電や電話回線、電気契約などを共有するため、生活費も節約できます。

実際、内閣府の調査によると、二世帯住宅を選んだ理由として「同居した方が住居費や生活費が安くて済むから」が上位に挙がっており、金銭的な面でのメリットを感じ二世帯住宅を選択している人が多いことがわかります。

二世帯住宅のメリットは経済的な負担が減ること

大人数で賑やかに暮らせる

二世帯住宅のイメージ

寝室などのプライベート空間以外をすべて共有するので、単世帯で暮らすよりも多い人数で賑やかに過ごせる時間が増えるでしょう。

完全共有型のデメリット

二世帯住宅のデメリットが色濃く出がち

二世帯住宅の家づくりのメリット・デメリットと、後悔しないために工夫すべきポイント」のページで二世帯住宅に共通するデメリットとして以下を挙げていますが、完全共有型の二世帯住宅はこれらがデメリットとして顕在化しやすい傾向にあります。

  • 知人を家へ気軽に呼びづらい
  • 生活音が気になる
  • 何かと気を遣う
  • 希望する家づくりができない場合も
  • 生活費の負担割合が見えにくい

部分共有型の二世帯住宅とは?

部分共有型の二世帯住宅

部分共有型は、一部分を共有する二世帯住宅のパターンです。「玄関だけ共有する」「玄関とお風呂だけ共有する」「玄関とリビングのみ共有する」などさまざまなバリエーションがあり、何を共有し何を分離するかに決まりはありません。どの部分をどの程度共有するかによってメリット・デメリットは変わってきますが、ここでは代表的なものをご紹介します。

部分共有型のメリット

ほどよい距離感を保ちやすい

一部分のみを共有するスタイルなので、「生活を共にしつつも、プライベート空間は十分に確保できる」という、近すぎず遠すぎずの適切な距離感を作りやすいと言えます。

部分共有型のデメリット

どこまでを共有するかを設計時に検討する必要がある

完全共有型や部分共有型の二世帯住宅と違い、どの部分を共有・分離するか間取り上の自由度が高いため、事前にお互いの考えや希望をきちんとすり合わせすることがとても大切です。曖昧な部分を残してしまうと、実際に住み始めてから想定外のトラブルやストレスを抱えることにつながりかねません。

完全分離型の二世帯住宅とは?

完全分離型の二世帯住宅

完全分離型は、玄関や水回りなどすべてを分離するパターンです。「マンションのお隣同士の関係」をイメージするとわかりやすいかもしれません。上下階で世帯を分けるケースと左右で分けるケースの2パターンがあります。

完全分離型のメリット

二世帯住宅のイメージ

プライバシーをもっとも確保しやすい

お互いのプライバシーをもっとも確保しやすいのが完全分離型の二世帯住宅です。完全共有型・部分共有型の二世帯住宅に住んでいる方には、以下のように相手の世帯に対して気遣いすることを気がかりに感じているケースがあります。

【先輩の声】共有スペースを好きな時間に使えないことがある

キッチン・ダイニング・お風呂を共有にしました。お互いに使っているかどうかを気にしながら使っています。キッチンについては朝の時間が被ってしまい、早起きしても食事が食べられず待っていることがあります。またお風呂の時間も誰が何時というのが大体決まっているため、好きな時間に入ることができません。

長野県/20代男性(2019年に新築で二世帯住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません

失敗事例・エピソード「音が気になりお風呂を気軽に利用しづらい」

両親の寝室の近くにお風呂があるのですが、両親が寝た後にお風呂を気軽に利用しづらく、もう少し離れた場所に設置すればよかったなと思っています。

東京都/30代女性(2018年に新築で二世帯住宅を購入)
※この事例は北洲ハウジング利用者のものではありません

その点、完全分離型の二世帯住宅であれば「それぞれの生活リズムを尊重しながら、困った時には助け合える」というメリットがあります。

二世帯住宅に共通するデメリットとしてご紹介した以下の点についても、もっとも顕在化しにくいと言えます。

  • 知人を家へ気軽に呼びづらい
  • 生活音が気になる
  • 何かと気を遣う
  • 希望する家づくりができない場合も
  • 生活費の負担割合が見えにくい

完全分離型のデメリット

建築費が高くなる

完全分離型の二世帯住宅には、それぞれの世帯が玄関や水回り設備を配置するため、他のパターンよりも建築費用が高くなります。

世帯同士の交流があまり多くならない

相手の世帯と共有する部分がないため、他のパターンと比較すると世帯同士の日常的な交流は生まれにくいかもしれません。

二世帯住宅を考える際は、全員でしっかり話し合うことが大切

二世帯住宅の3つのパターンとそれぞれのメリット・デメリットについて解説しました。ご家族によって「わいわいと賑やかに暮らしたい」「一定の距離は保ちたい」「生活費をなるべく抑えたい」など、考え方や優先度はさまざまかと思います。

北洲ハウジングの二世帯住宅(薪ストーブを囲む二世帯で暮らす家)

北洲ハウジングは二世帯住宅の実績も多数あるので、お客様のご要望に合わせたご提案が可能です。しっかり話し合って、快適に過ごせる二世帯住宅を実現していきましょう。

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