北洲けんちく日記

何十年と家族を見守る大屋根の住まい

  • 営業担当:川俣

    ご家族の笑顔があふれる住まいになりました。今から完成が楽しみです。

  • 建築担当:四富

    お客様が幸せに暮していけるお住まいを誠心誠意、施工して参ります。

  • 日記担当:安住

    お客様の思いが詰まった素敵なお住まいを、最後までしっかりとお届け致します!宜しくお願いします。

2020年12月03日

こんにちは!北洲ハウジングの安住と申します。

今回お施主様にご了承いただき日記を作成する運びとなりました!
精一杯最後までお伝えさせていただきます。

今回は「大屋根」の外観シリーズでのご建築です。
こちらは完成イメージのCGです。
プランご提案の際には、このように完成形をご確認いただける資料をご提示しております。

どんな建物になるか完成が待ち遠しいですね!

こちらの敷地に建築です!

「ひも」が地面に張られていますね。
これは、地縄張りと言い、着工前に建物の外周に沿って「ひも」で印をつける工程です。
隣地からの距離、駐車スペースなど、お打合せでご決定いただいた内容を、着工前にお施主様にご確認していただく重要な工程です。

建物のサイズ感が実感でき、ワクワクしますね!

いよいよ工事がスタートです!

はじめに「基礎」の工事になります。
建物を支える根幹を作る、非常に重要な工事です。

写真を見ると鉄筋を組み立てている途中の様子ですね。
北洲では、ベタ基礎工法を標準で採用しております。
ベタ基礎とは、鉄筋を入れたコンクリートで一体化して、大きな面で家の重みを支える工法となります。

鉄筋を組み立てていくとこのようになります。

基礎の平面形状は、一邸毎に異なります。
間取りをもとに強度を計算し、図面が出来上がり、図面通りに施工されているかは、検査員がきちんと確認した上で、次の工程へ進みます!

ここにコンクリートを打設していきます。

基礎の底盤部分のコンクリートを打ち終えた次に、基礎の縦方向(立上り部分)のコンクリートを打設します。
写真は型枠を組んでいる様子を撮影したものです。

①基礎底盤部分のコンクリートを打つ
   ↓
②基礎縦方向(立上り部分)のコンクリートを打つ

という流れで、大きく2回に分けコンクリートを打設していきます!

こちらが立ち上がり部分のコンクリートが固まった後の写真です。
建物の形に沿って立ち上がっており、完成イメージが膨らんできますね♪

ボルトがコンクリートから出ているのがお分かりになりますでしょうか。
これはこの上にくる、建物の構造部分と基礎をしっかりとつなげるアンカーボルトです。
土台部分と連結することで、地震など水平方向の力を受けたときに、建物全体でしっかりと受け止める構造となります。

こちらは給水管の写真です。見ると色が2色に分かれていますね。

青色は「水」、ピンクは「お湯」が通ることを意味しております。

現場で見分けがつきやすいため、品質の向上と、建築後のアフターメンテナンス時にもこれなら一目で判断でき、作業が効率的になります。

次回は、建物のフレーミング工事をお届けします!

2021年02月22日

皆さんこんにちは!
今回は、フレーミング工事について、お伝えいたします。

北洲ではツーバイシックス工法を採用しております。
左図のように建物が「面」で構成され、外部からの力に対しては建物全体で受け止める構造です。
そのため、一般的な在来工法と比較すると、揺れに強い工法と言われております。

では実際にどのように建物が建てられていくのか見ていきましょう♪

こちらは、建物の外壁側を撮影したものです。

銀色のプレートがお分かりになりますでしょうか?
これは、「耐震プレート」という、合板を止める為の釘のめり込みを防止するものです。
施工時に、既定の深さ以上に釘がめり込んでしまうと、その箇所の強度が低下してしまいます。

金属のプレートの上から打ち込むことで、規定通りの深さで施工をすることができます!
持続可能な耐震性を実現するための北洲の取組です!

また、木割れの防止策として「木割れ最強釘」というものを採用しております。

面で構成されるツーバイ工法にとって、木材同士をつなぐ「釘」が重要になってきます。
釘を打つことで構造体である木材にひびや割れが起きてしまうと、強度が低下してしまいます。

この、「木割れ最強釘」は先端部分がスクリュー状に加工されており、木目をつぶしながら打ち込まれます。
そのため、従来の釘のように縦割れを起こさずに打ち込むことができるため、強固な構造を実現しております!

次に室内を見ると、このような黒い装置が入れられています。
こちらは、「制振装置ミライエ」という北洲が全棟標準採用している制振装置です。

ミライエは、地震エネルギーを最大で95%低減する性能があります。
印をつけた装置上部に、高減衰ゴムというエネルギーの吸収に特化したゴムが内蔵されており、このゴムは高層ビルや斜張橋などの制振装置にも使われています。

高減衰ゴムは、90年経過しても性能がほとんど変わらないことが実験で確認されておりますので、メンテナンスの心配はほとんどありません。
ミライエは、本震だけでなく繰り返しの余震にも力を発揮し、何度も発生する余震から建物を守り、補修も最小限にとどめます。

天井部分に機械が取り付けられています。

北洲では、第一種熱交換換気システムを標準で採用しており、機械本体がこちらです。

第一種の換気は、給気・排気を機械でコントロールして行います。
また、熱交換換気システムは換気を行う際に、暖まった室内の空気の熱だけを取り残し、室外からの冷えた空気にその熱を加えることで、熱のロスを無くす換気方法となります。

建物の快適性の中で、断熱・気密と並び、この換気方法にも気を付けることで、より快適な住まいづくりが可能です。

内・外側ともに、建物の「骨格」となる部分が完成してきました。

間取りに合わせて柱が立ち並び、お部屋のサイズ感などが現実的になってきました!    
ここから、次は「断熱工事」になります。

建物の快適性を大きく左右する重要な工事となります。
どのように断熱工事が進められるのか、次回レポートしていきます。
それではお楽しみに♪

2021年06月12日

皆さんこんにちは!
前回の建て方工事に続き、建物の快適性に大きく関わる、断熱工事についてお伝えします!

こちらが断熱材を外壁の室内側に充填している様子を撮影したものです。
北洲では、高性能グラスウールを採用しており、ピンク色の部分が充填した部分です。

グラスウールは、
①燃えにくい特性があるため、火災時のご家族の安全性を確保する特性がある
②スポンジのように弾力性があるため、湿度の変化による木の伸縮に形を変えながら長期に渡って隙間が起きず断熱する
といった特徴がございます!

写真ではわかりにくいかもしれませんが、透明なフィルムで覆われているのがお分かりになりますでしょうか?
こちらは「気密シート」と呼ばれ、室内の湿気が断熱部分に入り込まないように、しっかりと密閉するシートです。
また、すきま風を減らし断熱の効果を引き出します。
こうすることで、断熱材が湿気ってにカビが生えたり、性能が劣化するのを、きちんと防いでいますのでこれなら安心ですね♪

ちなみに、北洲では専門の断熱施工会社が断熱材の充填と気密シート張りを行うことで、隙間なくきちんと施工されるよう品質の確保に努めています。

こちらは屋根裏を撮影した写真です。

白い雪のようなものが降り積もるように敷き込まれていますね。
これは細かく砕いた断熱材のグラスウールを、屋根裏の複雑な形状に対応できるように吹き込んでいます。
40㎝の厚みで吹込みを行うことで、屋根部分からの熱に対処しております。

屋根裏は照明などの配線が行き交う場所です。
こうして細かく砕いた断熱材を充填することで、隙間を無くした断熱を行うことが出来ます!

外側も見ていきましょう! 

フレーミング工事が終わり、窓も取り付けられ、外壁には白いシートが貼られていますね。
こちらは「透湿・防水シート」という物で、外部からの湿気の侵入を防ぐ「防湿」の効果と、壁内に湿気が滞留しないように「通気」を行うために施工します。

室内側は「気密シート」にて湿気対策をしていましたが、外部はこの「透湿・防水シート」や通気層を作ることで湿気対策を行っています。

さて、次回は建物を仕上げていく「造作工事」についてお伝え致します!
次回の更新もお楽しみに♪

2021年07月12日

みなさんこんにちは!
建物の躯体が出来上がり、いよいよ建物を仕上げる工事となります。
その「造作工事」についてお伝えしていきますので最後までお付き合いください!

早速室内を見てみると、壁面や天井面に板が施工されていますね。
これは「石膏ボード」と呼ばれ、これの上からクロスや塗り壁といった仕上材を施工します。

石膏ボードは耐火性に優れており、建築現場では広く一般的使われています。
万が一、火事が起きた時に壁・天井に火が燃え広がることを極力抑えられるので、
逃げる時間を稼いだりと安全な住まいづくりに貢献しています!

こちらはニッチを撮影したものです。
美しいアーチ型に、職人さんの手によって仕上げられています。

アーチ状のかわいらしいデザインが建物のアクセントになり、お施主様のこだわりを感じますね♪

2階ホールには、板張りをご採用頂きました。
「サーモウッドアスペン」という商品で、ポプラの木が原料になります。
節が少なく高熱乾燥しているため燻製したような香りが特徴です。

勾配天井に施工され、木に包み込まれるような雰囲気を演出しています。
完成したらどんな空間になるのか楽しみですね♪

屋根の方も見ていきましょう!
北洲では、屋根材に陶器瓦を標準にご提案しており、今回は「フラットタイプ」をお選びいただきました。
「波瓦」もご用意しており、2種類からお選びいただけます。

今回のフラットタイプは、シャープなデザインになり、全体がスッキリとした印象になります。
陶器瓦は色落ちしない特徴があるため、経年劣化による張替えが基本的には不要となり、メンテナンス費用を抑えることができます!

今回外壁には、2種類の仕上材を採用頂いております。
こちらは2階部分の外壁を撮影したものです。

縦のサイディングにブラックの塗装仕上げがされ、黒の引き締まった印象を感じるデザインです。

1階の外壁面には、白色に近い塗り壁を施工させて頂きました。

1・2階で白色・黒色と全く異なる色合いを使い、対照的なデザインでどのような外観に仕上がるのか気になりますね。

気になるお住まいの全景は完成時にレポートさせて頂きますので、ぜひお楽しみに♪

いよいよ次回は建物完成をレポートさせて頂きます!
最後になりますのでお見逃しなく!!

2021年07月17日

皆さんこんにちは!
いよいよ最終回となりました。建物完成をお伝えいたします!
建物の工事をお伝えしてきましたが、どんなお住まいが出来上がったのか見ていきましょう。

こちらが外観を撮影したものです。
1階部分の塗り壁と、2階部分の黒いサイディングが美しいコントラストになっており、メリハリがはっきりした外観になっていますね。
フラットな屋根瓦も、シンプルなデザインにマッチしてますね♪

室内も見ていきましょう!
今回、見学会場としてもお借りし、小物や家具も設置させて頂いた状態で撮影しております。
ご協力を頂きましてありがとうございました!

玄関を入ってすぐに、以前お伝えしたニッチがお出迎えしてくれます。

可愛らしいアクセントになり、小物を置くスペースとしても実用的ですね。

玄関にはシューズルームを設けられました。

ドアで仕切らないことで、通り抜けがしやすく、使いやすい動線になっています。

靴収納以外にも、ハンガー掛けを設けたことで、アウターなどを帰って来た時にサッとかけられる実用的なスペースになっています。

こちらはLDKを撮影したものです。
L形につながり、壁を極力作らないことで、1つの空間として広く、開放的な空間になっております。

非常にコミュニケーションがとりやすい空間にもなっており、ご家族で会話を楽しむ絵が想像できますね♪

キッチンは対面式を採用され、背面にはカップボードと扉の奥にはパントリーも採用され、充実した収納スペースを確保しています。

床の木目の見た目と合わせ、キッチン扉のデザインも木目に合わせたものをお選び頂き、統一感のあるデザインになっております。

ここにもお施主様のこだわりを感じますね。

リビング脇には、和室コーナーを作られました!

お子様の遊び場、ちょっとした時に横になれる休憩スペースにもなり、使い勝手の良い空間になりそうですね。
他にも、物干し金具を取り付け、室内干しのスペースを想定されています。

2階へあがると、板張りのホールが広がっています。

ホールには本棚を取り付けられ、収納空間も兼ねています。

木の雰囲気をふんだんに感じ、窓から陽が差し込む、安らぎと明るさを感じる素敵な空間になっていますね!

こちらの主寝室にもホールと同様の板張りを採用されました。
より、安らぎを感じながらお休み頂ける空間となっています。
木に包み込まれながら眠る、こちらも素敵な空間ですね♪

ご紹介は以上となります。
これからお住まいの計画をされている方には、何かひとつでもご参考になれば幸いです。

掲載と見学会の開催にご協力頂いたお施主様に改めまして感謝申し上げます。

また、最後までご覧頂きありがとうございました。

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