北洲けんちく日記

中間領域のある暮らし

  • 営業担当:髙橋

    お客様のご厚意により建築日記を書かせていただく事になりました! こだわりの詰まったお住まいが完成するまでの様子を発信致します。 建設担当、設計担当の回もございますので乞うご期待ください!

  • 設計担当:松本

    中間領域とは外部でも内部でもない縁側のような空間のことです。 庭とリビングをゆるやかにつなぎ四季をたのしめる暮らしを提案します。

  • 建築担当:田村

    北洲の建物をより多くの方に、好きになってもらえるよう、職人さん共々、一生懸命家づくりを行っています。完成までよろしくお願いします!

2021年12月13日

皆様こんにちは!
第一回目は「地鎮祭~基礎完成」です。

まずは完成イメージです。

北洲ハウジングらしい大屋根のデザイン。
一番の見どころは大きな木製窓(へーベシーベ)です。
今後、実物も出てきますのでお楽しみに。

工事を行う前に「地鎮祭」を行いました。
地鎮祭では土地に司る神々を鎮めて工事の安全と家族の繁栄を祈願します(下野 星宮神社)。

ご祈祷時の写真を(天気にも恵まれ快晴でした)。

こちらは地鎮祭のメイン「鍬入の儀(くわいれのぎ)」です。
「エイ!エイ!エイ!」というご発声で盛砂に鍬を入れます。
この「エイ」は「栄」という意味で「家が栄えますように」と祈願します(※諸説あります)。

こちらが今回の建築地です。
約100坪もある広々とした土地です。

敷地をよく見ると無数の丸い砂利のようなものが…

こちらは地盤改良工事後の砕石杭です!

北洲ハウジングでは環境にも良く、土地の資産価値を落とすことの無い「自然の砕石杭」で地盤改良を行います(※地盤の状況により、砕石杭以外の改良工事になる事もあります)。

いよいよ着工です!

まずは掘削作業から行います。

バックホウというショベルカーで基礎となる部分を掘っていきます。

掘削が完了すると、砕石を敷いて転圧、その後は「捨てコンクリート」を打設し、配筋を行っていきます。

配筋完了後は設計図書通りに配筋できているか確認を行います。
建設担当による自主検査→第三者機関による検査のダブルチェックになります。

基礎のベース部分が完成し、続いて立ち上がり部分の型枠を組んでいきます。

ここにコンクリートを流し込んで固まるのを待つと完成です。

基礎が完成しました!
基礎から何だか飛び出していますね。

短い方は基礎と土台を緊結する「アンカーボルト」、長い方は基礎と壁を緊結する「ホールダウン金物用アンカーボルト」と言います。

この長い方は通常、3階建て以上の建物に取付されますが、
北洲ハウジングの建物では全棟に取り付けています。

建ててからでは見えなくなってしまう部分ですがとても重要な部材です。
住宅会社を決める際には建築現場にも足を運び構造なども是非比較してみてください。

2022年01月10日

皆様こんにちは!
第二回目(建て方工事~断熱・気密工事)の投稿は建設担当の田村が担当致します。

まずは建て方工事の様子です。

予め工場で作成している構造パネルを現場で組み立てていきます。
ズレの無い工事精度は、パネル工場と建て方大工の技術の高さの現れでもあります。

大きなクレーンで作業している光景は圧巻です!

建て方工事が終了し、家の形がわかるようになりました。

大屋根の外観と、よく見ると3本のポーチ柱も印象的ですね!

内部は決められた寸法で木材が整然と並んでおり、ある程度空間の大きさがわかるようになりました。

所々にある黒いA型のものは「MIRAIE」と呼ばれる制震装置で、地震の揺れを抑えることができます。
また、揺れを抑えることで地震の後でも耐震性能を維持することに貢献してくれています!

躯体工事が終了すると、家全体の断熱と気密を確保する工事を行います。

壁と勾配部分の天井にも断熱材を施工し、暖かい家を作っています。
断熱材の室内側に防湿シートを施工することで断熱材内部の結露を防ぎ、断熱性能の低下を防止しています。

こちらは見どころの一つでもある木製サッシです。

全幅がなんと3m以上もあり、とても大きな開口空間を演出してくれます!
大きくても断熱性能はバッチリで、JIS(日本工業規格)で定められた最高等級の2倍以上の性能を有しています。

暖かい家づくりの強力な味方ですね!

こちらは家全体の換気を担ってくれる熱交換気扇です。

各階に1台ずつ設置され、吸排気と同時に空気温度の交換も行えるため、室内温度を大きく変えることなく外部の新鮮な空気を取り入れることができます。

同じタイミングで外側では、屋根工事がスタートしています。

瓦の下に見えるのがアスファルトルーフィングと呼ばれるもので、屋根用の防水処理材料です。雨水の侵入を防いでいます。

瓦はある程度まとめて屋根の上に運び、それから1枚1枚並べて施工します。
大変ですが非常に重要な作業です。

2022年02月10日

今回は設計を担当させていただいた松本が担当します。

現在は造作工事中です。 
壁、天井は火に強く耐震性を高める建材であるせっこうボードを貼っています。
せっこうボードの芯材には結晶水が含まれていて火に接すると水蒸気として放出されます。火災時にはスプリンクラーを内蔵したような防火・耐火性能を有する壁や天井となります。
安心してお住まいになれます。

せっこうボードの上に板を貼るのもおすすめです。
吹抜天井にはホワイトウッドを貼っています。
ヨーロッパではクリスマスツリーとしてよく使われている樹種になります。
光の反射を抑える為、上品な天井仕上となっていますね。

寝室の天井にはサーモウッドパインリブという加熱処理された木材を貼っています。
加熱処理をすることで使い込んだような深い味わいが感じられる素材です。
ぐっすりと快適な睡眠が得られそうですね。

LDKに設置された大開口の木製窓「へーべシーベ」という窓です。
ドイツ語で「Hebe=上がる」「schiebe=引く」という意味があります。
気密性もよくスムーズに開け閉めできます。
軒下空間(内と外のグレーゾーン)が外部と内部をゆるやかにつないでくれます。
デッキを作り、軒下でくつろげる空間です。

今回はここまでです。
次は最終回。完成した様子をお届けします!

2022年02月28日

いよいよ最終回となりました。営業担当の髙橋がお届けいたします!

こちらが完成した外観写真(南側からの外観)になります。
大きな木製窓と奥行のある軒下空間。
とても居心地の良い、「中間領域」となりました。

縁側のような雰囲気になっており、実際にお引き渡しの際には、ご近所の方がウッドデッキの方からいらっしゃって建物を見て帰られました。
そういったご近所との繋がりも生まれる素敵な空間。いいですね。

こちらはリビングから見たキッチンです。
天井にはホワイトウッドの板張り、床にはバーボンオークの無垢フロア。お客様のご希望だった明るくも落ち着いた雰囲気に仕上がりました。

グレーのキッチン、水色の壁紙、ルイスポールセンの照明、北欧を彷彿させるインテリアです!

こちらは家事ラクにこだわった洗面脱衣室です。

干した洗濯物は隣接のクローゼットにすぐにしまうことができます。家事が楽になるっていいですよね。

栃木から仙台の展示場まで見ていただき、脱衣室には「寺岡展示場」のイメージでアイアンのハンガーパイプを取り付けていただきました。

気になる方は「ツールボックス アイアン」で検索してみてください!

こちらはリビングの吹抜け空間です。

吹抜けに加えて、階段の手摺を格子状にすることで視覚的にもより広がりを感じます。
テレビは壁掛けにすることでテレビ台が不要になり、スッキリとしたリビングになります。

階段下空間も気になりますね…。
ここは宇都宮展示場をイメージし、ちょこっとこもれるヌックになっています!

こちらは主寝室になります。

前回も出てきましたが、サーモウッドパインリブの板張りとピローライトの組み合わせで
とても落ち着いたお部屋になりました。

ピローライトは調光もでき、時間帯によって明るさを調節することができます。
これならぐっすりと眠れそうですね!

こちらはお引き渡し時の「鍵交換」の瞬間です!
鍵を工事用からお施主様専用に交換します。

ドキドキの鍵交換…
一瞬で交換完了です!!

ちなみに外壁はアルセコのワイス(純白)をお選びいただきました。
施工実例数も少なく、悩まれる方もいらっしゃるかと思いますが、とってもきれいな色ですよ!

最後は揃って記念写真を撮らせていただきました!
残念ながら建設担当の田村は写れませんでした…。

お施主様へ
今回はけんちく日記にご協力いただき本当にありがとうございました。
素敵な北洲ライフを送ってくださいね!

けんちく日記を見てくださった皆様へ
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
またいつの日か、素敵なお住まい情報をお届けします。

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