ワンちゃんと暮らす大屋根の住まい

皆さんこんにちは！
これから新しいお住まいの完成までの様子をお伝えいたします。
どうぞよろしくお願い致します。

今回は建物を解体してから、新居を建築します。
長く住まわれたお住まいの解体は名残惜しくさみしいですが、新しいお住まいを工事するための大事な一歩です！

解体が終わりきれいに整地されました！
建物が無くなると見え方が変わりますね。

いよいよ、この後建物の工事スタートです！

今回ご建築頂く建物の完成予想のCG画像です。
屋根に勾配をつけたアルザスシリーズをお選びいただきました！
シンプルながらも存在感があるデザインに仕上がるのが特徴です。

素敵な外観で完成が待ちきれません！！

工事が始まりました！

まずは、建物の配置に合わせて基礎を作るための、掘削作業から行います。

写真に見える、バックホーと呼ばれる重機で職人さんが地面を掘っていきます。

掘削作業が完了しました！
その後は砕石を転圧しながら敷いていき、捨てコンクリートを打設します。

捨てコンクリートは、通称「捨てコン」とも呼ばれ、建物の耐久性に大きく関係はしませんが、捨てコンを打設すると、基礎底面が平らになり、中心を確認する「墨出し」が正確に行えます。

写真に見えるように、次の工程で基礎鉄筋を組んでいきますが、水平ラインが正確に把握できることは工事する上でとても重要です。

鉄筋を組み終えると、コンクリートを打設し、立ち上がり部分に型枠を組んでいきます。

この立上り部分にもコンクリートを流し込み固まると、基礎の完成です！

基礎の工程をおさらいすると…
①掘削作業を行い、砕石敷いて捨てコンを打設
　↓
②配筋を組んで1回目のコンクリートを打設
　↓
③立ち上がり部分の2回目のコンクリートを打設

建物の配置に合わせて基礎が出来上がり、次回は建物の構造体を作っていくフレーミング工事をお届けします。
お楽しみに！！

みなさんこんにちは！
本日は「建て方（フレーミング）工事」についてお伝えいたします。

何十年と住まわれる建物の骨格を作る重要な工事です。
どんな作業をするのか見ていきましょう。

北洲は、「ツーバイフォー工法」を採用しています。
どんな工法か聞いたことはございますでしょうか？
モノコック構造とも呼ばれ、地震や台風といった外からの力を、床・壁・天井の面全体で受けて力を分散させる、耐震性に優れた高耐久な構造です。
写真で見えるように、工場で組み立てられたパーツを、現場でパズルのようにこれらを組み立てていきます。
現場で材料のカットを行わないので品質が安定し、工場でカットする際には計算して無駄を無くしているため環境にも、優しいです。
北洲では、外壁には通常よりひとまわり大きい「ツーバイシックス」材を使用してさらに強度を上げています。

組み立て終わった様子です。
外壁側には、「構造用合板」と呼ばれる板を貼っていき、
「面」で囲われた仕上がりになります。
これによって、モノコック構造となり丈夫な構造となります。

室内の様子も見ていきましょう。
構造材が行き交い、しっかりと建物を支えていることがわかりますね。

「この建て方の工事はどれくらい日数がかかるの？」
と思う方もいらっしゃると思います。

実は…「3～4日」ほどで完成します。
パネルと呼ばれるパーツを事前に工場で作ることで、
現場での組み上げる時間を短縮しています。

構造が雨で濡れてしまう可能性も少なくなりますね。

建て方（フレーミング）工事が完成しました！

いよいよ次回は「断熱工事」をお届けします。
これから何十年と住むお家の快適さを左右する重要な工事です。
どの様にして断熱を施工しているか、詳しくお伝えします！

次回もお楽しみに！！

みなさんこんにちは！
今回は、「断熱工事」についてお届けします！

室内温度を快適に保つために最も重要な工事です。
どのようにして断熱材を施工しているのか見ていきましょう。

写真で見ると、壁にピンク色の断熱材が入れられています。
これは「高性能グラスウール」という断熱材で、ガラス繊維でできていてフワフワした質感の断熱材です。
ガラスでできているため燃えにくい特徴があり、火災時に燃え広がりにくく、ご家族の安全を確保してくれます。

少し引いて見るとこのような仕上がりです。

全体的に隙間なくぎっしりと施工されていますね。
これは専門の断熱業者さんが、現場で隙間の形に合わせてカットして丁寧に施工しています。
少しの隙間の違いで断熱性能は大きく変わってしまうため、いかに隙間なく均一に施工するかが重要です。

断熱材を入れ終えたら、最後に透明のシートを施工していきます。

これは「気密シート」と呼ばれ、室内の湿気が壁の中に侵入するのを防いでくれます。
グラスウールは湿気により性能が低下する特性もあるので、湿気が入り込まないようにしっかりと対策をしていきます。

こうすることで何十年経っても住まいの暖かさが持続しますので安心ですね！

こちらは換気のダクトを通すために、外壁側に穴をあけた箇所を撮影したものです。

ダクトの周りに沿って白いものが施工されているのが見えますでしょうか。
これはダクト周りの隙間を埋めるために施工しています。

少しづつ生じる隙間をこのようにして、丁寧に埋めていくことで高気密な住宅になります。
隙間風が多いと室内が暖まりづらくなるため、快適な住まいには高い気密性も大切です！

こちらは、天井に取り付けられた「換気ユニット」の本体です。

「熱交換換気システム」」と呼ばれ、機械で吸気・換気を制御します。
この熱交換換気では、排気する際に室内の暖まった空気の熱だけを残して、外から入ってくる冷たい空気にその熱を加え、新鮮な空気を暖めた状態で室内に入れてくれます。
こうすると熱のロスが少なくなり、室内を快適に保ちやすくしてくれます。

前述した、「断熱」「気密」そして「換気」の3拍子が揃った建物を北洲では提案しています。
室内の快適性を考える時には、ぜひこの3つをチェックしてみてください！

こちらは1階の天井を撮影した写真です。

全体的に白い袋が詰められていますね。
これも「グラスウール」を入れていますが、「吸音」のために施工しています。
2階からの足音など音の伝わりを極力抑えるために、1階の天井部分に施工していきます。

屋根裏ものぞいてみましょう。

白くフワフワしたものが積もっていますね。
これは先程のグラスウールを細かく砕いたものです。
屋根裏は電気の配線などが行き交い、固形の断熱材を施工すると隙間が生じてしまいます。
このように細かい断熱材だと、様々な形状に合わせて隙間を埋めることが出来るため、断熱する箇所の特性に合わせた断熱材選びをしています。

次回はいよいよ完成に向けた仕上の造作工事になります！
ぜひお楽しみに！！

みなさんこんにちは！
「造作工事～完成」までをお届けします！
今回が最後の更新となります。

断熱材を施工した上に「石膏ボード」が貼られています。
石膏ボードは壁の強度を上げる働きの他に、防火の働きもありますので、万が一の火災時に炎が壁の中へ燃え広がることを防いでくれます。

貼り終えたらいよいよクロスなどで仕上げていきます。

1階の洋室に扉がつけられました。
この扉には、お施主様が選ばれた素敵な柄のクロスが貼られます。

どんな仕上がりになるのでしょう…。
後半でレポートいたします！

外側の工事も順調です！
玄関にはドアが取り付けられ、周りにはタイルが施工されています。

今回は、建物全体は塗り壁を施工しますが、この玄関周りだけをタイルで仕上げて、外観のアクセントにする予定です。
こちらも後半の完成をお楽しみに！

建物がついに完成しました！！
室内から見ていきましょう。

まずは、玄関入ってすぐ、吹き抜けのある開放的なリビングが迎えてくれます。
上から見下ろすこともでき、1・2階の間で会話も生まれる空間です。

下から見上げた様子です。
無垢材が天井に貼られ、見た目でも楽しめる空間ができました。
リビングでくつろいでいる時は、この見た目がよりリラックスさせてくれますね♪

リビングはダイニング・キッチンへつながります。

壁を極力無くしてく大きくつながった空間は、ワンちゃんものびのびと過ごせそうです！
団欒されるご家族と楽しそうにするワンちゃんの様子が目に浮かびますね♪

キッチン側からダイニングを見た様子です。
ダイニング側には木枠の大きな窓が設けられ、光が差し込む明るい空間になっています。

白と黒をベースに、木枠の窓がアクセントになっていて、お施主様のセンスが光る素敵な室内です！

1階洋室の扉が完成しました。
奥様が選ばれたこだわりのクロスが貼られました。
全て白で統一されたシンプルなお部屋に、華やかさが加わりました。
素敵なお部屋の完成です！

こちらは2階の主寝室です。
壁の一部にはネイビーのクロスが貼られ、間接照明に優しく照らされた落ち着けるお部屋に仕上がりました。
天井に貼られた木はお部屋全体を包み込み、よりリラックスしてお休みいただけます。
これなら一日の疲れも癒されますね♪

最後に完成した外観をご覧ください。
全体は塗り壁でシンプルな見た目ながらも、玄関周りのタイルが良いアクセントになっていますね。
大きな屋根も存在感を感じさせ、これから何十年と飽きがこない素敵な建物が完成しました！
掲載にご協力いただいたお施主様、誠にありがとうございました！
夏涼しく、冬は暖かい快適なお住まいで素敵な毎日を送って頂くことを祈っております。

以上でけんちく日記を終了といたします。
最後までご覧いただきありがとうございました！