家と暮らしのお役立ちコラム

日当たりのいい家づくり!おすすめの部屋の向き・方角は?【快適な注文住宅を実現する】

家の住み心地を決める大切な要素のひとつが日当たりです。日当たりがよく、居住スペースにたくさんの光を取り込める住まいは、私たちの生活を豊かにしてくれるだけでなく健康に良い影響を与えてくれることもあります。

この記事では「日当たりのいい家」をつくるために大切な、部屋の向き・方角について解説します。一口に「日当たりが良い」と言っても、方角によって日の当たる時間帯や日の入り方は異なります。それぞれの特性を理解したうえで、より満足度の高い家づくりを実現しましょう。

日当たりは家選びの重要度ランキング3位!

環境省ホームページによると、戸建て(持ち家)を選ぶ際に重視される項目として「日当たり」は、「販売価格」「間取り」に次いで第3位(全25項目中)。戸建てを購入する際に、多くの方が日当たりを重視していることがわかります。では日当たりのいい家に住んでいると、どのようなメリットがあるのでしょうか?

生活の質を左右する!日当たりのいい部屋で過ごすメリットとは?

冬でも暖かく過ごせる

高断熱・高気密の住宅

冬場の日射による熱量は、一般的な窓(※)で電気ストーブ1~2.5台分に相当することをご存知でしょうか?(※冬場の東京において、面積が3.3m2程度の南面の窓に対して当たる日射の熱量。ソースは環境省ホームページより)日当たりのいい部屋は、冬場でも太陽の日差しが降り注ぐことによって暖かくなるのです。また暖房を必要としない時間帯が増えることにより光熱費の削減にもつながるので、結果的にお財布にやさしくなります。

生活リズムを整えてくれる

生活リズムを整えてくれる

太陽の日差しを浴びると、元気ややる気が湧いてくることはありせんか?

実は太陽光をはじめとした強い光には体内時計を調整する働きがあるため、朝や昼の時間帯に日の光を浴びることで生活リズムを整えることができるのです。文部科学省のホームページにも以下のように記載されています。

朝の光は睡眠・覚醒リズムを前進させる働きがあり、ヒト本来が持っている約25時間の概日リズムを、朝、太陽光を浴びることで24時間にリセットすることができる
・昼間に強い光を浴びると、睡眠・覚醒リズムと体温リズムの振幅を大きくし、メリハリのある生活ができるようになる

引用:健康なくらしに寄与する光:文部科学省
※編集部にて一部加工

身体的健康にもつながる

太陽光は身体的健康にもつながる

太陽光は、身体の健康のために必要な栄養素である「ビタミンD」を体内で生成するために必要であることをご存知でしょうか?環境省が2020年3月に公開した資料を見てみましょう。

私たちの体にとって、紫外線とビタミンDは切っても切れない関係にあります。(中略)遠い昔、海中から陸に出て生活するようになった生物は、重力に打ち勝つために強い骨が必要になりましたが、食物からだけでは十分なビタミンDが摂れませんでした。そこで、日光紫外線を使って自分の体内でビタミンDを作る仕組みを身につけました。

引用:紫外線 環境保健マニュアル2020(15ページ)

なお、ビタミンDを適度に摂取することによるメリットは以下の通りです(参考:国立環境研究所ホームページ)。

  • 骨の生育に必須な血中のカルシウム濃度を高める
  • 免疫作用を高める
  • さまざまな病気の予防をする

このように、適度に日の光を浴びることによってビタミンDが体内で十分に生成されることで、身体への良い影響が期待できる(※)のです。
※過度に紫外線を浴びると、逆効果になる場合があります。詳しくは紫外線 環境保健マニュアル2020をご覧ください。

洗濯物が乾きやすい

日当たりのいい部屋は洗濯物を室内に干しても乾きやすいので、花粉症や梅雨の時期など室内で洗濯物を干したい場合に重宝します。また洗濯物が乾きやすいだけでなく、ジメジメとした湿気が溜まりにくいので、カビが生えにくく室内の衛生環境を保ちやすいというメリットもあります。

部屋の方角・向き別に見た日当たりの特徴(メリット・デメリット)比較

ここからは東西南北それぞれの部屋の日当たりについて、特徴やメリット・デメリットを比較してみます。ご自分の生活リズムやライフスタイルにはどの方角の部屋が合っていそうか、実際にイメージしてみましょう。

南向きの部屋

南向きの部屋は、他の方角と比べて日の光が入る時間が長いため、日中に明るい環境下で過ごすことができます。ただし日の光の影響を受けやすいゆえ、夏場は暑くなりやすいというデメリットがあります。

専業主婦や在宅ワーカー、子育て中の方など日中に家の中で過ごす機会の多いご家庭は、南向きのリビングがおすすめです。

東向きの部屋

東向きの部屋は、朝日がたっぷりと差し込むのが特徴です。先ほどもご紹介したように、朝の光には睡眠・覚醒リズムを整える働きがあるため、規則正しい生活リズムを整えてくれるという効果が期待できます。また夏は南向きの部屋よりも直射日光が入りにくいため、室内が暑くなりすぎず、比較的過ごしやすいのもメリットだと言えるでしょう。一方、午後は日の光が入りにくくなるため、室内が暗くなったり寒くなりがちといったデメリットがあります。

西向きの部屋

西向きの部屋は、東向きと反対で、午後~夕方にかけて日が差し込みます。午後の時間を室内で多く過ごす方におすすめです。ただし西日によって夏は部屋が暑くなる傾向があるので、南向きの部屋と同様、エアコンによる温度調節が必要となる場合があります。

北向きの部屋

北向きの部屋は、直射日光が当たる時間帯がないため、日中でも室内の温度変化が少ないのが特徴です。室内が暗くなりがちなので、北向きのリビングを採用するご家庭はあまり多くないのが実情です。

【東西南北別】メリット・デメリットまとめ

方角別に、メリット・デメリットをまとめました(あくまで相対的に比較したものですので、必ずすべてが当てはまるわけではありません)。

方位 メリット デメリット
  • ・洗濯物が乾きやすい
  • ・長い時間日が差し込むため、部屋が明るい
  • ・昼間に電気を点けなくていい
  • ・部屋が暖かいので暖房代がかかりにくい
  • ・夏場は部屋が暑くなりやすく、冷房代がかかる
  • ・クロスや床が焼けやすい
  • ・朝日をたっぷり浴びることができる
  • ・午前中は電気をつける必要がない
  • ・南向きの部屋に比べてクロスや床が焼けにくい
  • ・一日の初めに日が入るため、部屋が暖まりやすい
  • ・午後は日が入りにくい
  • ・午後は部屋の気温が下がりやすい
  • ・洗濯物を朝早くに干さなければならない
西
  • ・午後~夕方は部屋が明るい
  • ・夕方に部屋が暖まるため、夜の暖房費削減につながる
  • ・洗濯物を昼過ぎに干しても乾きやすい
  • ・午前中は暗い
  • ・夏場の西日は日差しが強い
  • ・午後から冷房費がかかる
  • ・西日がまぶしい
  • ・壁や床が日焼けしやすい
  • ・夏場でも1日中涼しい
  • ・日差しが弱いので眩しくない
  • ・冷房費がかかりにくい
  • ・クロスや床が焼けにくい
  • ・冬場寒いため暖房費がかかる
  • ・朝から電気をつける必要もある
  • ・洗濯物が乾きにくい
  • ・結露やカビが発生しやすい
  • ・湿度の高い、じめじめとした部屋になりやすい

部屋の配置を考える際はハウスメーカーに相談しよう

部屋の方角は東西南北ごとに特徴が異なるうえ、お住いの環境やご家族のライフスタイルによって最適解が変わってきます。そのため、ハウスメーカーにも相談してみることをおすすめします。北洲ハウジングでは、お客様の暮らしに寄り添った住まいを実現するために、お客様の現在の暮らしやこれから実現したいことを、営業担当・建築士・インテリアコーディネーターが細かくインタビューさせていただいた上で設計をしていきます。もちろん家の日当たりについても同様です。ぜひ、お気兼ねなくご相談ください。

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