ツーバイシックスとは?ツーバイフォーと比較したメリット・デメリットについて

最終更新日:2020年04月17日

木造戸建住宅の工法は大きく「木造軸組工法(在来工法)」と「木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)」の二つに分けられます。北洲ハウジングの家づくりは、「木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)」を用いて行ないますが、ツーバイフォー(2×4)よりもさらに壁厚が厚いツーバイシックス(2×6)を外壁部分に採用しています。この記事では、木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)の特徴や、ツーバイフォーと比較したツーバイシックスのメリット・デメリットについて解説します。

北洲ハウジング編集部

人と自然にやさしく、何世代にもわたって受け継がれ、大切にされる家。劣化するのではなく、豊かに年を重ねた証が刻まれることで、その価値も、住まう人の愛着も増してゆく住まい。この記事は、世界共通の良い住まいづくりを目指す、北洲ハウジングが提供しています。

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木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)とは?

木造軸組工法(在来工法)と木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)

木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)とは、フレーム状に組まれた木造の枠組材に構造用合板などの面材を打ち付け、壁と床、屋根を一体化させて組み立てる工法のことを言います。一方、在来工法ともいわれる木造軸組工法は、木材の柱と梁、筋交いなどの軸を組み立てる工法です。

木造軸組工法が家を軸組で支えるのに対して、木造枠組壁工法は壁や床の面で支えるため、耐震性が高いと言われています。

ツーバイシックス(2×6)構造とは?

木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)では、主に6種類の規格化された構造材を用います。ツーバイフォー(2×4)材は38mm×89mmで、ツーバイシックス(2×6)材は38mm×140mm、そのほかにもツーバイエイト(2×8)材やツーバイテン(2×10)材などがあります。ツーバイシックス構造では、建物の外壁面にツーバイシックス(2×6)材を用いて施工していきますので、外壁はツーバイフォー(2×4)の約1.5倍の厚みとなります。

ツーバイフォー材とツーバイシックス材

木造枠組壁工法(ツーバイフォー・ツーバイシックスなど)の特徴

つぎに、木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)の特徴・メリットについて解説します。

外圧に強いモノコック構造なので、耐震性に優れている

木造軸組工法(在来工法)と木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)

木造軸組工法(在来工法)で建てられた住宅は、柱と梁、筋交いなどの軸組で支えるのに対し、木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)で建てられた住宅は床・壁・屋根が一体となったモノコック構造(飛行機や自動車にも採用されている、外皮が強度部材を兼ねた構造物のこと)なので、外圧を面で受け止めます。そのため、在来工法に比べて変形が少なく、家具の倒壊や仕上げ材の損傷の被害も少なくて済みます。

大震災で証明された高い耐震性

一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会が実施した、「東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)時に震度6弱以上の地域全域で供給された住宅について被害程度のアンケート調査」では、以下のような結果が出ています。

調査対象住宅は20,772戸(平成23年7月28日現在)ですが、そのうち、当面補修をしなくとも居住に支障ない住宅は19,640戸で95%にあたります。津波による被害を除けば、当面補修をしなくとも居住に支障のない住宅は98%を占めており、阪神淡路大震災や新潟県中越地震でも判明したツーバイフォー住宅の高い耐震性が今回も実証されました。

引用:耐震性:震災にも耐えたツーバイフォー【一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会】

このように木造枠組壁構造の住宅は、高い耐震性が証明されているのです。

耐火性に優れている

木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)の建物は、耐火性にも優れています。

木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)でつくられた建物の場合、そのほとんどが省令準耐火構造(建築基準法の準耐火構造に準ずる防火性能を持つ構造のこと)の基準を満たしていることからも、耐火性に優れていることがご理解いただけるかと思います。

在来の木造軸組工法で省令準耐火の住宅を建築するためには、多くの場合特別な設計・施工が必要になりますが、ツーバイフォー工法で住宅を建築する場合、その優れた基本性能と独自の構造のためほとんどが特別な設計・施工をすることなく省令準耐火になります。

引用:ツーバイフォー工法の省令準耐火とは

では木造枠組壁工法でつくられた住宅は、なぜ耐火性に優れているのでしょうか?それにはいくつかの理由があります。

木は火に強い

木造住宅と聞くと、「火事で燃えやすいのでは?」と思う方が大半ではないでしょうか?確かに木材は燃料としても使われることからわかるように、燃えやすい性質を持っています。しかしその一方で、木には一定以上の厚みになると表面が炭化するのみで、火が内部まで進行せず強度が下がりにくいという特徴もあります。

■木材と鉄骨の耐火性比較実験

常温での強度が同一の木材と鉄骨を使った実験です。木材は構造材として使われる通常のツーバイテン材2枚重ね(76×235mm)。鉄骨はリップみぞ形鋼(150×75×20mm、厚さ3.2mm)。それぞれに500kgの荷重をかけ、約1,000℃まで加熱しています。

ツーバイフォー構造部材は、加熱5分経過してもほとんど変形はありません。同じ加熱時間で鉄骨部材の場合は、変形が始まりました。

引用:木は意外と火に強い – 一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会

「ファイヤーストップ構造」で火の流れを遮断

ファイヤーストップ構造

火災時は床や壁の内側の空間部分が通り道となって火が燃え広がりますが、枠組み材などにファイヤーストップ材を使うと、火の流れが遮断されます。木造枠組壁工法は床や壁の内側に枠組材などが一定間隔で組まれていますが、これは防火区画がいくつも存在するのと同じ状態なので、火が燃え進むのを防ぐ役割が期待できます。

このように、木造枠組壁工法の住宅はファイヤーストップ構造によって何重にも守られているため、初期消火で鎮火できる可能性が高くなるのです。

石膏ボード・断熱材でさらに耐火性アップ

石膏ボード・断熱材

木造枠組壁工法の住宅では、すべての天井と壁の内側全面に厚さ12.5mm以上の石膏ボードが貼られます。石膏には約20%の水分が含まれており、炎の高温にさらされてから約25分もの間、水蒸気を放出して延焼を防いでくれます。石膏ボードは構造を支えるだけでなく、防火壁としての役割も兼ね備えているのです。

また石膏ボードに加えて、床や壁の内側に埋め込まれた断熱材も、火災時の熱を一定時間遮断し、構造体へ火が燃え広がるのを防ぐ働きをしてくれます。

このように木造枠組壁工法の住宅に欠かせない石膏ボードや断熱材も、耐火性の向上に一役買っているのです。

断熱性・気密性に優れている

寒さに強い家の特徴とは?【冬に暖かい住まいを実現しよう】」でもお伝えしたように、断熱性・気密性は家の中を快適に過ごす上で欠かせないものです。

断熱性・気密性を高める方法の一つに断熱材が挙げられますが、木造枠組壁工法には断熱材を施工しやすいという特徴があります。木造軸組工法(在来工法)の場合、筋交いがあることによって施工技術による断熱欠損や隙間が生じやすくなりますが、木造枠組壁工法はシンプルなつくりなので断熱材を隙間なく入れることができるのです。

合理的でシステマチックな工法のため、高品質を実現

木造枠組壁工法は、住宅金融支援機構が監修する枠組壁工法住宅工事仕様書などでマニュアル化されています。枠組壁工法住宅工事仕様書には、施工手順はもちろんのこと、木や釘、金物のサイズ、使用箇所まで細かく規定されており、高品質の家を建てることが可能です。

また使用する木材も、日本農林(JAS)規格による厳しい品質チェックをクリアしたものか、国土交通大臣が認定した海外の規格材でなければなりらないという決まりがあるので安心です。

ツーバイフォーと比較したツーバイシックスのメリット・デメリット

ツーバイシックスとツーバイフォーはどちらも木造枠組壁工法で、違いは材料の幅の長さであることは先ほどお伝えした通りです。

ツーバイシックスはツーバイフォーよりも壁に約1.5倍の厚みが出ます。その分断熱材の厚みも増えるため、断熱性能はツーバイフォーよりも高くなります。またツーバイフォーより構造材が大きい分、建物の強度も増します。これらがツーバイシックスのメリットです。

ツーバイシックスはツーバイフォー

デメリットとしては、外壁部分にツーバイシックス材を使用する場合、ツーバイフォーと比較して1.2〜1.4倍の木材を使用するなど、使用する木材や断熱材が増える分、コストが高くなることが挙げられます。

北洲ハウジングのツーバイシックスについて

外力に強いツーバイシックス

北洲ハウジングではツーバイフォーよりさらに断熱性・強度の高い、ツーバイシックスを外壁部分に採用しています。北洲ハウジングは工法オープン化直後から寒い地域での木造枠組壁工法の住宅を手がけるパイオニアとして、冬季に発生しやすい壁内結露を防ぐ方法など、北国ならではのノウハウが豊富にあります。興味のある方はぜひご相談ください。

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