全館空調システムで一年中快適に。エアロテックだからできること。

近年、全館空調システムを提案するハウスメーカーが増えてきました。
「家全体を冷暖房するので家中どこでも快適」と謳われる全館空調システムですが、採用を検討するお客様からは、「本当に家中快適になるの?」「電気代がかかりそう」という疑問の声も聞かれます。
そこで今回のコラムでは、全館空調システムを採用する際に気をつけるべきことや、USUKOでご提案する全館空調システム「エアロテック」の特徴についてご紹介したいと思います。

全館空調システムとは?

全館空調システムはすべての居室、廊下など建物全体を冷暖房し、24時間換気を行なうシステムです。

居室ごとに冷暖房を行なう個別空調(壁掛けエアコンなど)の場合、暖房(冷房)している部屋と別の部屋・廊下との間に温度差が生まれてしまいます。一方、全館空調システムは、家全体を冷暖房するので、家の中の温度を一定に近い状態に保つことができます。

近年話題になっている「ヒートショック」は、急な温度変化で血圧が大きく変動することが原因となり起こる健康被害ですが、高齢者が入浴中に亡くなる事故が問題視されているほか、寒さによる高血圧のリスクなどが、最新の研究で明らかになりつつあります。

高知県梼原町で医学と建築学の専門家が行った調査によると、70歳代のある男性の場合、室温5℃の自宅では血圧が164mmHgだったのに対し、 室温17℃の高断熱住宅では132mmHgだったという結果が出ています。

家中どこでも快適な温度にする全館空調システムではヒートショックの心配もなくなり、健康的にアクティブに過ごすことができます。また、ダイナミックな吹抜け空間やオープンなLDKなど、設計の自由度を高めてくれるのもメリットのひとつでしょう。

全館空調で設計の自由度がアップ

 

全館空調を採用する際に気をつけたいこと

ただし、全館空調システムを採用する際に気をつけていただきたいことがあります。

それは高断熱・高気密の住まいこそ、全館空調システムの真価が発揮されるという点です。

性能のあまり良くない家では熱の出入りが多く、せっかく全館暖房(冷房)してもなかなか暖かく(涼しく)感じることができません。
下のイラストは、上が低断熱の家、下が高断熱の家をあらわしています。
どちらも室温は同じ20℃ですが、その家に住む人が実際に感じる「体感温度」に違いがあり、上の家の人は寒さに凍えています。

a.低い断熱レベルの住宅

b.適切に断熱された住宅

十分な断熱がなされていないと、せっかくの暖房の熱は外に逃げ、さらに外の冷気が室内に忍び込んでしまうのです。暖房するのに多くのエネルギーが必要になり、光熱費もかさんでしまいます。

まずは建物をしっかりつくることが重要です。
高断熱・高気密の住まいに全館空調システムを導入することで、より快適で健康的な室内環境になりますし、省エネルギーでお財布にも優しい住まいになります。

 

全館空調「エアロテック」だからできること

USUKOがご提案する「エアロテック」は、三菱地所ホームと三菱電機の共同開発により1995年に誕生した、実績のある全館空調システムです。

 

エアロテックは部屋ごとに温度設定が可能

エアロテックは特許技術である「VAV」と「ABC」のダブル制御により、部屋ごとに温度調節を行なうことができます。
一般的な空調システムの場合、部屋の日当たりや立地によって温度差が生じてしまったり、家族のあいだで快適と感じる温度に差があったりと、全館空調システムがストレスの原因になる可能性も。しかしエアロテックは、部屋ごとに設置されたコントローラーで、家族ひとりひとりに合った適温を保つことができます。

エアロテックは部屋ごとに温度設定が可能

 

可変風量制御システムVAV(Variable Air Control)

各部屋に設置された吹出口の中に「電動ダンパー」と呼ばれる開閉する羽根を設置。あらかじめどの部屋にどれくらいの量の風邪を取り入れるか計算し、羽根の動きをコントロールします。

各部屋の吹出口

温度制御システムABC(Auto Balance Control)

来客などによる特定の部屋のみの在室人数の増加や、生活パターンの変化により、部屋の使い方が一時的に変わったときに効果を発揮。VAVによる調整では制御しきれず、十分に温度の調整ができないとABCのセンサー認識したときに、電動ダンパーを自動で開放します。

この2つの制御技術により、いつでもどこでも快適な温度が実現します。

全館空調はエアコン機器が見えないので、インテリアもスッキリとした印象に。

 

家中を満たすクリーンな空気

エアロテックは、空気を清浄しながら24時間換気を行ないます。
標準装備された高性能除塵フィルターが、外気に含まれる花粉やカビの胞子、砂埃などを97%カットし、きれいな空気のみを取り込み家中を満たします。またエアロテックは、有害物質やアレルゲンなど、室内にある空気を汚染する要素をしっかり排出するので、室内の空気を快適に保ちます。

 

充実の長期10年保証&10年間無償点検

通常の設備機器の保証期間は1年間であることが多いですが、高い耐久性を備えたエアロテックは、長期10年保証と業界最長レベルです。
保証期間中は、年に1回の専門業者による無償点検を実施し、標準フィルターを無償で交換するほか、24時間体制のコールセンターもご利用いただけます。長期にわたりエアロテックを快適にお使いいただくためのサポートが充実しています。

 

電気代がかかりそう・・実際のところは?

「でも全館空調って全部屋を冷暖房するから、電気代がかかりますよね?」
そういった心配のお声をいただくことがあります。

そこでもうひとつご紹介したいのが、エアロテックならではの「キープ運転」です。
使わない個室まで冷暖房するのはもったいないと感じる方も多いと思います。
ところが、使わない部屋だけ運転を止めてしまうと温度ムラが発生します。また、一度止めてしまうと、再度立ち上げようとする際に大きなパワーが必要になってしまいます。

「キープ運転機能」は、人の出入りの少ない部屋などの温度設定を、冷房時で設定より3℃高く(最高31℃)、暖房時で5℃低く(最低13℃)キープして、電気代を抑える機能です。キープ運転を併用することで、家全体の温度バランスを崩さずに省エネを実現することができます。

 

エアロテックを採用したオーナー様の声

では実際の電気代はどのぐらいなのでしょうか?
エアロテックを採用された北洲オーナー様にお話を伺いました。

仙台市T様(2007年ご入居)
延床面積約42坪 ・オール電化

お客様の声

冬の朝、ぬくぬくとした布団から出たくないといったことや、夏の寝苦しさとも無縁です。適正な湿度が保たれるお陰か、パチパチっと静電気が起きることもないように思います。基本、洗濯物は2階のスペースで部屋干しをしていますが、それで十分乾きます。家族皆、花粉症だったんですが、気づくとそれも軽減されている気がします。

光熱費は、直近1年で平均すると、夏で約1万弱/月、冬で約3万弱/月とのことでした(2019年現在)。

※実際の光熱費は、建物の大きさやお客様の暮らし方によって異なります。

 

まとめ

家中を快適な空気で満たすエアロテック。USUKOの高断熱・高気密住宅と組み合せることで、快適な温熱環境が実現できます。
ぜひUSUKOエコノハ展示場で、「高断熱・高気密住宅+全館空調エアロテック」の心地よさを体感していただければと思います。とくに寒い時期のご見学がおすすめです。

>エコノハ展示場についてはこちら

 

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