けんちく日記~USUKOエコノハ展示場 家の構造・断熱施工レポート~

注文住宅USUKO(ウスコ)の第1号モデルハウス「仙台港エコノハ展示場」が、2019年11月1日にいよいよグランドオープンを迎えます。

今回のコラムでは、そのUSUKOエコノハ展示場の建築の様子をご紹介します。
完成後は見えなくなってしまう家の構造の重要なポイント、断熱施工の様子などを写真とともに見ていきましょう。

 USUKOエコノハ展示場の大きさ・間取り・外観デザイン

まずは展示場の簡単なご紹介を。仙台港エコノハ展示場は、三井アウトレットパーク仙台港のすぐお隣、夢メッセみやぎや仙台うみの杜水族館もすぐそばに位置する仙台市宮城野区中野にあります。

お買い物ついでにぜひお立ち寄りください!

USUKOモデルハウスの延床面積は68.74坪。外観スタイルは寄棟の「プラッツ」シリーズです。プラッツシリーズは、モノトーンの外壁に存在感のあるボックスバルコニーが加わった、全体的にクールな印象のスタイルです。

USUKO第1号モデルハウス「仙台港エコノハ展示場」

間取りは1階が40.12坪、2階が28.62坪。1階は広々としたリビングと和室、そしてバックヤードの家事コーナーやタタミコーナーなどが充実しています。家族がのびのびと過ごせて、さらにバックヤードがあるおかげでいつもスッキリ片付く、子育て&家事&収納を考え抜いた間取りになっています。

1階はオープンな間取り。バックヤードがあるのですっきりシンプルに暮らせます。

USUKOは注文住宅です。展示場の間取りや気に入ったところを参考に、お客様の暮らし方やご要望をお聞きしながら、建築士が最適な間取りを考えていきます。

そんなUSUKOの家の構造はツーバイフォー工法でつくられます。それではさっそく建築中の様子を見ていきましょう。

 

見えない部分が重要~USUKOの家の構造・断熱施工~

建築中の建物を見る、といっても家の構造のどこを見ればよいのでしょうか?
いくつかポイントとなる工程を見ていきましょう。

基礎

まず最初のポイントは基礎です。
USUKOの基礎は「べた基礎」です。べた基礎は、壁が立ち上がる部分だけではなく、家の床下全体にコンクリートを敷いた基礎のこと。建物の重さを面全体に分散することができ、耐震性を高めやすくなります。

USUKOでは、さらにコーナー部分に「水平ハンチ」という三角形状の部分をつくっています。水平ハンチは、不均等な荷重により地震時に負担が集中しやすいコーナーに、断面を増やすことで力をバランスよく分散させるもの。東日本大震災を経験した私たちが、耐震性をさらに強化するために検討を重ね、採用した仕様のひとつです。

建物の土台となる基礎はとても重要ですね。
もちろん、家を建てる前にはその土地の地盤調査を行なって、地盤改良が必要かどうかもしっかり検討していきます。

建て方

基礎が完成した後は、建て方に入っていきます。

ツーバイフォー工法の建て方は、床下の断熱材と床合板を敷き詰めたあとに、1階の壁を立ち上げていきます。床・壁・屋根が一体となるモノコック構造をつくっていくのです。

ツーバイフォー工法の建て方は、あっという間に組みあがっていきます。

自社工場で制作した躯体パネルをクレーンで吊り上げ、1階、2階とスピーディーに組み立てられていきます。

 

断熱・気密施工

次に、サッシと断熱材がはいります。断熱・気密施工も重要な構造ポイントのひとつです。

このように、ツーバイフォー材の間に断熱材グラスウールを隙間なく詰め、「防湿・気密シート」でしっかり覆っていきます。「防湿・気密シート」をするのは、室内側の水蒸気が断熱材の入った壁の中に侵入しないようにするためです。

屋根(小屋裏部分)もぎっしり断熱。 配管まわりもしっかり気密

この断熱・気密施工がUSUKOの「暖かさ」の秘訣です。40年以上、ツーバイフォー工法の戸建住宅をつくり続けてきた北洲の施工ノウハウが集約されています。

外部工事

外壁の工事も進んでいきます。
先ほど室内側の「防湿・気密シート」をご紹介しましたが、外側(外壁と断熱材の間)には「透湿・防水・防風シート」を貼ります。これはウィンドブレーカーのようなシートで、防水・防風と、躯体の中の水蒸気を外側の通気層に逃がす役割があります。

透湿・防水・防風シートと通気層部分。その上に外壁を仕上げていきます

屋根には高耐久の陶器瓦が張られました

外壁、瓦屋根も仕上がってきました。USUKOの屋根は、高耐久の陶器瓦が標準仕様です。ここまで来て、ようやく外観の色やデザインがわかるようになってきましたね。

内部造作

内部も着々と仕上がっています。石膏ボードで覆って、内装材を仕上げていきます。

キッチンなどの設備が入り、床・壁が仕上がって、やっと内装イメージも沸きますね。
ちなみに床材は、北洲がベルギーから直輸入して日本全国に販売する「ペルゴフロア」を採用しています。ヨーロッパでは多く使われている、傷・水・汚れ・衝撃に強い「ラミネートフロア」という木質系の床材です。お子さんがジュースをこぼしたり、おもちゃを落としたりしても、安心の床材です。

USUKOのおすすめ設備~全館空調システム「エアロテック」~

もうひとつご紹介したいのが、USUKOでご提案する全館空調システム「エアロテック」です。

全館空調システム「エアロテック」の本体部分

全館空調システム「エアロテック」は、家中すみずみまで換気しながら快適な温度にしてくれる、換気とエアコンを兼ねたシステムです。
全館空調というと、家中全部が同じ温度になるとイメージされる方も多いのではないでしょうか。ですが、「エアロテック」はルームコントローラーをつかい、部屋ごとに温度設定ができます。
南向きのお部屋はどうしても気温が上がりますし、暑い・寒いの感じ方には個人差がありますね。また、使わない部屋を同じように暖冷房するのももったいないですよね。そういった問題を解消できる、かゆい所に手が届くシステムが「エアロテック」なのです!

エアロテックの詳細はこちら→コラム「全館空調システムで一年中快適に。エアロテックだからできること。」

高断熱・高気密の住宅に、全館空調を組み合わせることで、家中どこでも快適かつ省エネな住まいが完成します。

ついに完成!USUKOエコノハ展示場

このような工程を経て、USUKOエコノハ展示場が完成しました!

ようやく足場が外れ・・・

室内もこのとおり完成。

さぁインテリアを隅々まで整えて、お客様をお迎えする準備を進めていきたいと思います。

まとめ

USUKOエコノハ展示場のけんちく日記、いかがでしたでしょうか。
完成後は見えなくなってしまう家の構造の重要なポイント~建物を支える基礎、そしてツーバイフォー工法の建て方、「暖かさ」を実現する断熱・気密施工、その性能を長く維持させるサステナブル耐震、外部・内部工事~の様子をご紹介しました。建築会社を選ぶ際の参考にしていただけたらと思います。

また、ご自宅の出来上がっていく様子を見ることができるのは1度きり。工事の進捗を見ていると、我が家への愛着も増していくと思います。家を建てられる際には、ぜひ現場に足を運んでくださいね。

 

 

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