北欧デンマークのインテリア~親から子へ、受け継がれる家具・名作椅子~

いつの時代にも高い人気を誇る北欧インテリアを代表する名作椅子の数々。
デンマーク、スウェーデンを旅したこともあり、名作椅子をこよなく愛する建築士が綴る、北欧椅子の紹介記事です。

名作椅子をこよなく愛する 一級建築士 菅 努 自身高校時代に家具工事などを 学んだこともあり、建築より先 に椅子が大好きです。

いつの時代も、世界的人気を誇る名作椅子

フィンランドやデンマークなど、北欧を旅してみると、向こうの人たちの研ぎ澄まされたデザイン感覚のDNAを感じずにはいられません。
北欧家具は、日本のみならずヨーロッパやアメリカでも普遍的な人気があり、特にウェグナーやフィンユールなどの名の知れた名作ヴィンテージ家具は相当な高値で取引されています。

 

CH24 Yチェア(ハンスJ.ウェグナー)

SIZE:W550 D510 H730 SH430mm
Material:ビーチ材 ホワイト塗装 ペーパーコード

1949年にデザインされ、60年に渡り世界中から愛されるウェグナーの代表作。
笠木のカーブと、上部から下部にかけて徐々に細くなってゆく柔らかい曲線の脚のかたちがなんとも美しい一脚です。

 

ヴィンテージ椅子もよいけれど、新品を使い込んでいく楽しさも。

SPANISHチェア(ボーエ・モーエンセン)

北欧家具が人気の理由は、50年前のデザインですが、どこか懐かしくユーモラスがあり、またそれをつくってきた工房の職人たちの歴史とこだわりがブランドとして絶対的価値があるからだと思います。

けれども、私個人としては、そのようなヴィンテージの椅子も良いのですが、いい椅子を奮発して新品の状態から使い続けることをぜひお薦めします。もともとモーエンセンやアルネヤコブセンらの椅子は、普段使いの丈夫なものとしてデザインされたものなので、新品を自分なりに使い込み、親から子へ、子から孫へ、受け継がれて使い続けられる・・・そんな使い方も素敵だと思います。

 

USUKOエコノハ展示場にしつらえた北欧インテリアと名作椅子たち

USUKOエコノハ展示場では、人気の北欧チェアをインテリアに取り入れました。
そのいくつかをご紹介します。

 

FDBモブラーJ80(ヨーエン・ベックマーク)

SIZE:W500 D510 H820 SH445mm
Material:ビーチ材 ペーパーコード

世界一予約がとれないレストラン「noma」の姉妹店である、コペンハーゲンのレストラン「108(ワンオーエイト)」に採用され、ちょっとした話題になりました。肘掛けがついていないタイプですが、座面が広いのでゆったりと座れます。

 

アルテック チェア69(アルヴァ・アアルト)

パイミオカラー ブラック
SIZE:W440 D470 H740 SH435mm
Material:バーチ材

フィンランド人にとって建築家アアルトは、とても身近な存在です。豊富なバーチ材を曲げ木として成形したフォルムは、国の代表的なデザインとなっています。アアルトはスツールがとても有名ですが、この69のパイミオカラーは1930年代からある傑作で、椅子といえばこのデザインを思い浮かべてしまうようなポピュラーなデザインです。

 

カールハンセン&サン PK1(ポール・ケアホルム)

SIZE:W504 D517 H769 SH470mm
Material:ブラック粉体塗装スチール脚 フラッグハリヤード

PK1はデンマークのポール・ケアホルムの代表作。スチールのフレームはどちらかというとミッドセンチュリーデザインで、目立ち過ぎず、研ぎ澄まされたデザインセンスがすごいと感じます。
ポール・ケアホルムの家具の中でも、とりわけヴィンテージは高値で取引きされており、とても手が出ませんが、カールハンセン&サンのこのPK1は比較的リーズナブルで、こういった名作が部屋に1つあると、幸せな気分になります。

USUKOエコノハ展示場

 

 

まとめ

建築家の椅子好きは大変多いですが、椅子と家を同時に設計していた1950年前後の建築と家具にはあたたかみが感じられます。その椅子を日本でも手にいれることができ、建築家やデザイナーの思いに直接触れることができるのは、なんと贅沢な時間でしょう。
それにしても値上げに次ぐ値上げで、ますます手に入れにくい時代になってきました・・・。

USUKOエコノハ展示場についてはこちら

 

 

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